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43秒TKO勝利のモデルボクサーの闘争心

2013/9/30(月) 22:58配信

THE PAGE

■反省ばかりのTKO勝利

 高野人母美の猛ラッシュにフィリピンから来たジペリン・デリーマは思わず横を向いた。完全な戦意喪失。それを認めたレフェリーが間に割って入って試合を止めた。わずか43秒だった。

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■試合後「もう終ったんですか?」

 TKOを告げるゴングが後楽園ホールに響いたが、高野には何がどうなったかわからない。山上ボクシングジムの山上哲也会長に「会長、もう終わったんですか?」と、真顔で聞いて、やっと自分が9月30日にプロ3連勝を飾ったことを知った。

 「(試合内容は)反省しかありません。緊張からか余裕がなかったんです。大振りにもなったし、途中、アゴも上がりましたしね。自己採点ですか? 42点。もっとリングで心に余裕を持てないと。焦ってしまって、どんな試合をしたかの記憶もないんです」。一発のパンチさえをもらわず、その美貌を傷つけることなくパイプイスに座った高野は、とても不満足そうだった。

■9頭身の抜群のスタイルに場内騒然

 ピンクのガウンを脱ぎ、ピンクと、青を基調としたトランクスとのセパレート型コスチュームで、選手紹介されると、その美しい9頭身のスタイルに場内が少しざわついた。

 高野の身長は177センチで、プロ初試合となるデリーマは152センチ。二人が対峙すると、まるで大人と子供である。モデルボクサーは先手必勝だと考えていた。

 「相手が小さいので最初から攻めようと考えていました。向こうの距離になる前に、こっちのペースで戦おうと。それが焦って打つことになってしまって……」

■高野はリーチを生かした試合運び

 試合開始のゴングと同時に右ストレートを放つと、リーチ差を生かして、前に出てデリーマにプレッシャーをかけていった。左右のストレートの乱れ打ち。デリーマも必死にパンチを繰り出そうとするが、そのほとんどが宙を虚しく空回りするだけで高野の美しい顔には届かない。

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最終更新:2015/11/24(火) 2:40
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