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短距離界に起きている日中戦

2013/10/11(金) 19:00配信

THE PAGE

 タイトルを獲ることの意義の重要さを意識して、日本男子短距離が臨んだ10月7日からの東アジア大会。その中でも期待されていた主力の山縣亮太と飯塚翔太は、悔しさと手応えの両方を味わう結果となった。

 競技初日の200mでは優勝候補の飯塚が先頭で直線に入ったが、持ち前の後半の伸びを発揮できず、ケンブリッジ飛鳥に逆転される2位に終わったのだ。しかも記録は21秒01。「午前中の予選では体が動いてなかったが、決勝の前は完全に自分のレースができるコンディションだと思ったし、20秒5台も出せると感じた」という感触とは大きくかけ離れる結果だった。

 前半で思った以上に力を使い過ぎてしまい、ケンブリッジが「直線に入ってしばらくしたら抜けると思った」という後半になったのだ。飯塚は「世界選手権のあと練習はしていたけど、あまり達成感はなく内容は良くなかった。準備段階に問題があったと思う」と反省した。

中国との一騎打ち

 2日目の100mは、8月の世界選手権で10秒00を出した張培萌(中国)が出場せず、今年10秒06を出している蘇炳添(中国)と山縣の一騎討ちという様相になった。

 午前の予選ではふたりが同じ第2組で走り、山縣が10秒43で0秒07先着した。だが夜の決勝では中盤の加速で蘇を突き放せず、追い込まれる形で同時にゴール。結果は10秒31の同タイムながら、1000分の2秒先着されて2位に止まったのだ。

 「9月の早慶戦の前に腰を痛めたのが誤算だったが、それ以降はトレーニングもできて走れる状態まで戻っていた。決勝はもうちょっといけたかなと思うけど、それは自分自身で修正できるレベルを超えているところ。それも計算してトレーニングをしていかなければ行けない」と悔しさを露にしていた。

 その結果から、3日目の4×100mリレーへの危機感も強まった。今度は張も出場してくるからだ。だがリレーになると、中国は張を1走に起用し、蘇を3走に配置するオーダーをとってきた。それに対して日本は山縣、飯塚、ケンブリッジ、大瀬戸一馬というオーダーだった。

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最終更新:2015/9/24(木) 2:46
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