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Jの2ステージ制問題をキーマンに聞く! Jリーグ中西大介競技・事業統括本部長インタビュー

2013/10/15(火) 20:40配信

THE PAGE

止まらない観客動員減少

 2015年からJ1に導入されることが決まっている2ステージ制への準備が、着々と進められている。15日にはJリーグの理事会が東京・文京区のJFAハウスで行われ、過去にACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出場した経験を持つ計12クラブの社長と、強化もしくはマーケティング担当責任者による分科会を30日に開催することが報告された。

 議題は2ステージ制とセットで導入されるポストシーズンの詳細。現状では両ステージの2位以内に入ったチームがたすき掛けで「スーパーステージ」を戦い、勝者が年間の総合勝ち点1位のチームと年間王者の座をかけて「チャンピオンシップ」で激突することが決まっている。
 しかし、実際には年間の総合勝ち点1位のチームが両ステージの2位以内に入る可能性は極めて高い。その場合はどのようにして「スーパーステージ」の山組みを成立させるのか。不確定要素があまりに多く、見る側にとってはかえって分かりづらい大会方式になると言わざるを得ない。

 ポストシーズンのフレームだけをまず決めて、肝心の中身は継続審議とする。Jリーグの存亡をかけた改革、と言っても過言ではない大会方式の変更が拙速感を伴ってしまうのはなぜなのか。
各チームのサポーターたちから反対論が渦巻いた中で、一連の改革を推し進めてきたキーマン的存在であるJリーグの中西大介競技・事業統括本部長に真意をインタビューした。

2015年からのJ1の大会方式変更を決めた理由

――2015年からのJ1の大会方式変更を、今年9月の段階で決めた理由からうかがいたいと思います。
「観客動員数が落ち続けていることに加えて、我々が持っているデータの中に気になる現象がいくつかありました。お客さんの平均年齢が年に1歳ずつ上がり、1人あたりの年間観戦回数が極端に上がっている。これが何を意味するかと言うと、毎試合、あるいは一定の回数来ていただいているファンの方々でJリーグが成り立っているということです。Jリーグへの関心度が大きく下がっていることとも合わせて、明るい未来を描く材料が見当たりませんでした」

――それらの数字が下げ止まりになる兆候は。
「ありませんでした。Jリーグに明るい数字がない以上は、協賛企業に応援していただく、支えていただく状況がどんどん厳しくなります。今年のJリーグの事業収入が、ピークだった2008年に比べて15億円ほど減っているのはそのためです。来年はさらに最大で13億円ものマイナスが見込まれていましたが、こうなるとJクラブへの配分金に初めて手をつけざるを得なくなってしまうんです」

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最終更新:2015/11/21(土) 4:33
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