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<侍ジャパン>野球界の歴史的雪解け プロアマの壁が壊された日

2013/11/6(水) 20:49配信

THE PAGE

 大げさなようだが、日本野球界の新しい歴史の1ページがめくられたと思う。
 11月6日、都内のホテルで「侍ジャパン」の全世代の結束式が行われた。女子代表、U-12代表、U-15代表、U-18代表、大学代表、アマチュア代表、トップチームの7つのカテゴリーの各監督と代表選手が集結。結束式の後、揃って記者会見に出席した。これまで「侍ジャパン」は、WBCに出場した代表チームの呼び名だったが、これからは各カテゴリーすべての日本代表チームの総称が「侍ジャパン」となり、同じユニホームを着用する。プロとアマが「侍ジャパン」という代表チームを縦軸に氷解、一致団結を決めたのである。

■小久保監督「今までの野球界になかった」

 この5月にプロ側の日本野球機構(NPB)と、アマ側の全日本野球協会(BFJ)が、協力して、野球日本代表マーケティング委員会(JMBC)を立ち上げた。侍ジャパンを中心にプロアマの壁を超えて野球界の国際的なレベルアップ、底辺拡大、次世代の育成などで協力体制を作ろうという組織である。委員会のメンバーが、水面下で各組織間の意見を調整しながら、この日の本格的な船出にこぎつけた。

 トップチームの代表監督、小久保裕紀は「今までの野球界になかったこと。新しい歴史がスタートした。これまではプロ側は高校生に話をすることもできなかったんですから。これからは国際経験豊かな選手がトップチームに上がってくることになるでしょう。トップチームは全世代の目標になるためにも勝ち続けなければならない」と語った。

■プロと高校野球の監督が肩を並べる

 U-18の代表監督は、大阪桐蔭高校の西谷浩一監督。台湾代表との初陣を迎える侍ジャパンにも「4番・レフト」で出場する中田翔など3人の選手を送り込んでいる。この日も会見に、その中田翔と、U-18の代表選手として西武にドラフト1位指名された同校の森友哉が出席した。西谷監督は「高校から大学、社会人、プロと進んでも通用するような基本を教えていきたい」と言った。プロと高校野球の監督が肩を並べて、しかも、スポンサーボードの前で会見に応じるのは異例も異例。プロアマの壁が壊された象徴のようだった。

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最終更新:2015/12/13(日) 3:41
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