ここから本文です

新王者・岩佐亮佑「亀田興毅よ! 俺と戦え!」

2013/12/7(土) 11:51配信

THE PAGE

 パンチパーマに髭を伸ばしている。演歌が似合う風貌。睨みを利かされると、とても23歳には見えないが、迫力は満点である。村田諒太や井上尚弥らイケメンボクサーが増えているが、彼は昔ながらの昭和なボクサータイプ。その男が何かと話題を提供している亀田家の長男、WBA世界バンタム級王者の亀田興毅に挑戦状を叩きつけた。OPBF東洋太平洋バンタム級の新王者となった岩佐亮佑(セレス)である。

■世界に近づいた戦いだった

 世界に近づいた左ストレートだった。
 前日、東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが王者、椎野大輝(27歳、三迫)と、岩佐亮佑(23歳、セレス)との間で争われ、挑戦者の岩佐が5回、TKOで勝利した。岩佐は3ラウンドに伸びるような左ストレートをヒットさせ、椎野をロープに追い込んで主導権を握ると、4ラウンドが終わった時点で公開された採点は、2人がフルマークで3-0。5ラウンドに入ると、また、カウンターの左ストレートが王者の顔面を捉えた。椎野はまるでスローモーションを見ているようによろけるようにしてダウン。一度、立ち上がったが、岩佐が猛ラッシュを仕掛けると審判は試合を止めた。

 「最初は緊張してしまったのですが、右のジャブでペースが変わった。途中、相手ロープを背負い、もしかして誘われているのではないかと怖さがあったのですが……。日本人対決ということもあって、この好カードをなんとか盛り上げたかった」

 風貌とは違い、ボクシングスタイルは、スピードを生かしたスタイリッシュなものである。サウスポースタイルから繰り出される“殺戮の左”もパワーではなく、秒速のタイミングで突き刺さるようなイメージなのだ。これで戦績は16勝(10KO)1敗となった。

■過去、山中慎介との名勝負

 痛恨の1敗がある。
 岩佐は、名門、習志野高校からボクシング人生をスタート。8連続KO勝利の看板を背負ったまま、2011年に現在WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が当時、持っていた日本タイトル戦に挑戦した。その試合は、今なお、名勝負とボクシングマニアの間で語られている。

1/3ページ

最終更新:2016/1/9(土) 3:18
THE PAGE