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乱立するワイヤレス映像転送技術 どんな規格があるの?

2013/12/8(日) 10:11配信

THE PAGE

 デジタル機器を扱う上で、ワイヤレス技術は大変便利なものです。最近は一昔前と比べて、Wi-Fi環境を構築している家庭がかなり増えています。そして近年、ワイヤレス技術がさらに新しい進化を遂げています。WiDiやMiracastなど各種機器の映像をワイヤレスでディスプレイに映し出せる技術です。技術的にどんな規格があり、普及にはどんな課題があるのでしょうか?

各種機器の映像をワイヤレスでテレビなどへ手軽に出力

 従来、たとえばノートPCの映像をディスプレイやテレビに表示する際は、D-sub端子/DVI端子/DisplayPort/HDMI端子といった出力端子を使い、ディスプレイやテレビとケーブルで接続する必要がありました。据え置きが基本のデスクトップPCなどは良いのですが、毎回テレビやディスプレイの背面をのぞき込んで、時には設置してある場所からずらしてケーブルを接続するのは面倒なものです。

 しかし、ワイヤレス映像伝送技術を使うと、こうした手間が一切かからなくなります。ノートPCはもちろん、スマートフォンやタブレットなどをリビングのテレビで手軽に表示することが可能。映画やゲームも大画面で楽しめます。また、会社の会議室にワイヤレス接続対応のディスプレイやプロジェクターがあれば、プレゼンテーションのセッティングも手間なくスピーディーに行えるでしょう。

乱立する規格が普及の足かせに

 ただし、ここで問題となるのがワイヤレス映像伝送に関する規格の多さです。代表的なものとしてはIntel WiDiやMiracastなどが挙げられますが、まずはそれぞれの特徴について見ていきましょう。

Intel WiDi

米IntelがWi-Fi規格に基づいて開発したワイヤレスディスプレイ規格。2010年に発表された当時は720pまでのサポートでしたが、現在は1080pのフルHD映像および5.1chサラウンド音声の伝送が可能です。接続には、第2世代以降のインテル Core i3/i5/i7 プロセッサーを搭載したWiDi対応のPC、互換性のあるテレビアダプター、HDMIまたはコンポジット入力端子を搭載したテレビが必要となります。バージョン3.5からはMiracst対応機器とも接続できるようになりました。伝送距離は6m以内を推奨しています。

◆主な対応機器
・ノートPC:第2世代以降のインテル Core i3/i5/i7 プロセッサーおよびインテル製無線LANチップ搭載機種
・テレビアダプター:NETGEAR「Push2TV PTV3000」、アイ・オー・データ機器「WDA-X1」など
・プロジェクター:デル「M900HD」など

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最終更新:2015/12/23(水) 4:58
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