ここから本文です

オールアバウト、就活生の奨励金制度を中止 ドワンゴから批判受けて

2013/12/13(金) 14:07配信

THE PAGE

 総合情報サイトを運営するオールアバウトは12月13日、就活生に奨励金を給付する制度を中止すると発表した。この奨励金制度は、動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴが入社試験に受験料を導入したことを受けて9日に発表したばかりだが、ドワンゴから「茶化している」と批判され、1週間もたたずに終了することになった。

 ドワンゴは12月初め、2015年の新卒入社試験で2525円の受験料を取ると発表していた。今の学生はネットで多くの企業に受験エントリーするため、企業にも学生にも負担が大きい現状に一石を投じる狙いがあるという。受験料を取るのは首都圏の学生が対象で、集まった受験料は奨学金などに全額寄付するとしている。

 これを受けてオールアバウトは、「株式会社ドワンゴ非公認企画」と題したウェブページを掲載。ドワンゴにエントリーした学生が自社に応募してきた場合、1次面接まで進めば2500円の奨励金を給付する制度を発表。理由として「受験料を払ってドワンゴ社を本気で志望する学生は、おそらく何かに熱中できる学生ではないか」と説明していた。

 その後ドワンゴは、自社サイトに「受験するとお金がもらえる会社のご案内」とオールアバウトへの皮肉ともとれる題名の一文を掲載。「今回のオールアバウト様の企画は、記念受験や受験料回収といった、本気のないエントリーを促すものであり、批判を覚悟で一石を投じようとした我々の取り組みを茶化し、無効化しようとするものです」などと批判していた。

 オールアバウトは13日、「茶化す意図で実施したものでは決してなく、むしろ弊社も『受験料徴収制度』という試みを尊重した上で、本企画の実施に至った」とサイト上で弁明。しかしドワンゴが批判的な見解を出した以上、ドワンゴを受験する学生がオールアバウトに応募する可能性が「極めて低いものになると想定」されるうえ、「学生の皆様を迷わせる事態となることは弊社も望んでおりません」と中止の理由を説明し、関係者に謝罪している。

最終更新:2016/2/12(金) 3:57
THE PAGE