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ミクシィ株が乱高下、「目標株価」って何?

2013/12/18(水) 11:00配信

THE PAGE

「モンスターストライク」がヒット

 SNS大手ミクシィ(マザーズ:2121)の株価が乱高下しています。大手証券会社2社があまりにもかけ離れた目標株価を打ち出していることから市場の混乱に拍車がかかっています。そもそも証券会社の目標株価とはどのようなものなのでしょうか?

 ミクシィはここ1年、株価の低迷が続いており、2013年10月にはザラ場(市場の開始時・終了時を除いた取引時間帯)において1064円を付け、年初来安値を更新しました。しかし11月に入り、同社のスマホゲーム「モンスターストライク」がヒットしていることが明らかとなり、株価が急騰、あっという間に9000円台まで上昇しました。

 ところが大手証券会社ゴールドマン・サックスが12月11日、投資判断を引き下げ、目標株価を1200円と設定したことが伝わると、今度は一転してストップ安となり、16日になってようやく5000円前後で値が付きました。一方で、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を930円から8900円に大幅に引き上げたことから、投資家は大混乱に陥っています。

アナリストが妥当とみる株価水準

 目標株価とは、証券会社のアナリストが妥当と考える株価水準のことで、アナリスト・レポートを読んだ投資家は、目標株価と現実の株価の差を考えながら、売買の判断をすることになります。

 同じ会社の目標株価が、片方は1200円でもう片方が8900円ということになると、さすがに投資家はどう判断してよいか分からなくなってしまいます。このような状況になってしまうのは、株価を分析するアナリストの判断基準がそれぞれ異なっているからです。

 1200円と分析したゴールドマン・サックスのアナリストは、株価収益率(株価がその会社の利益の何倍まで買われているかという指標)について以前から設定していた数値のままで分析を行っていますが、三菱UFJモルガン・スタンレーのアナリストは、同じくスマホゲームのバズル&ドラゴンズ(バズドラ)の大ヒットで株価が60倍以上に高騰したガンホーオンラインエンターテイメント(ジャスダック:3765)の株価収益率を適用しています。

 つまり両者の違いは、ミクシィが第二のガンホーになれると考えるのか、そうでないのかの違いということになります。

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最終更新:2016/1/28(木) 4:23
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