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国債発行総額が180兆円突破、日本の財政は大丈夫? 2014年度計画決定

2013/12/24(火) 11:12配信

THE PAGE

 来年度に政府が発行する国債の総額が過去最高となる181.5兆円に達することが、12月24日発表の国債発行計画で明らかになりました。政府が抱える莫大な借金が問題視されていますが、日本の財政は大丈夫なのでしょうか?

【図表】国と地方の借金(2012年度予算まで)

 現在、日本政府は800兆円以上の国債を抱えています。政府の2013年度における一般会計予算の規模は93兆円ですが、このうち税収でカバーできているのは43兆円に過ぎません。残りは国債を中心とした政府の借金になります。

以前の国債の借り換え分を含む

 毎年約45兆円ずつ国債残高が増えているわけですが、この45兆円という数字と毎年の国債発行総額180兆円という数字には大きな開きがあります。その理由は、新規の国債に加えて、償還を迎えた国債を借り換えている分があるからです。新しい国債を毎年45兆円発行し、さらに以前の国債の借り換え分などを加えると総額で180兆円になるというわけです。

 日本の財政問題が議論になる際、日本国債はほとんどが日本人による購入なので大丈夫という声がよく聞かれます。しかし市場関係者の多くが懸念しているのは、日本の財政が完全に破綻してしまうことではなく、借換債も含めた巨額の国債発行に債券市場が耐えられなくなり、スムーズに国債の発行ができなくなる事態の方なのです。

 日本国債の多くを日本人が買っているといっても、すでに10%近くが外国人投資家の保有になっています。彼等は何らかのニュースをきっかけに大量に保有分を売ってくる可能性があります。もし国債の消化が疑問視されるような事態となれば、外国人投資家は先物市場でも大量に売りを仕掛けてくるでしょう。そうなった場合、金利が急騰し、日本の金融市場は大混乱に陥ってしまうことになります。

金利が急上昇するとどうなる?

 量的緩和策の実施によって、日銀は毎年70兆円の長期国債の購入を行っています。国債発行総額の4割を日銀が購入してくれるわけですから、当面は債券市場で国債の消化余力が問題になることはないと考えられます。

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最終更新:2015/7/25(土) 4:22
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