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NISAいよいよスタート、商品どう選ぶ? まず投資スタイルを決めよう

2013/12/28(土) 9:01配信

THE PAGE

 2014年1月、いよいよNISA(少額投資非課税制度)がスタートします。どんな商品に投資をしたらよいでしょうか。

[図表] NISAの注意点

リスクを取れるなら個別株中心に

 投資をするにあたって重要なことは、投資のスタイルをしっかりと決めておくことです。まずは「リスクを取るか取らないか」、「値上がり益か配当か」の2点をはっきりさせましょう。

 まず、リスクを取る(取れる)というのは、簡単に言えば損失を許容できるかということです。リスクを取る人の場合、ほとんどは値上がり益狙いでしょうから、商品は株式(個別株)が中心になります。

 大きくリスクを取れるなら、短期間に急上昇するような中堅・ベンチャー企業がよいでしょう。あまりリスクを取りたくないのであれば、ゆっくり成長するような大企業の方がベターです。さらに為替リスクも取れるようであれば外国株を選択肢に加えてもよいでしょう。

リスクほどほどで高配当狙いならJ-REIT

 リスクを小さくしたいという場合は、1銘柄に賭けるのではなく銘柄、商品を分散させることになります。株式であれば複数銘柄、あるいはETF(上場投資信託)、通常の(上場していない)株式投信の組み合わせということになるでしょう。ただし、金額の上限が年間100万円ですから、株式で複数銘柄に投資をするというのはあまり現実的ではありません。分散投資にこだわるのであれば投信などを購入するほうが簡単です。

 リスクはほどほどで高配当狙いという人は、上場不動産投信(J-REIT)が有力候補になります。分配金利回りが高く(現在は平均4%程度)、比較的値動きが安定しているためです。ただし、J-REITの約半数は最低売買単位が40万円以上と高めなので注意しましょう。

リスクを極力避けたいなら債券投信

 次に、預金よりはまし、という程度でよいのでリスクを極力避けたいという場合には、格付けの高い債券に投資をする債券投信がオススメです。債券投信は金利と値上がり益が分配金の原資になります。金利自体は低いためそれほど旨味はありませんが、値下がりのリスクは少なく、安定的に分配金を受け取ることができます。

 投信の中には、極めて高い利回りを実現しているものもあります。これらの中には元本を取り崩して分配金を支払っていたり、特殊なデリバティブ(金融派生商品)が組み込まれたものも少なくありません。単純に分配金が多くもらえそう、というだけで飛びつくことはせず、その中身をよく確認する必要があります。

 以上のように、投資の目的を整理するとおおよその商品は決まります。あとは金額や手数料などで細かく絞り込んでいくことになります。大事なのは、あくまで投資の目的ですから、NISAのメリットを最大限活かすことにはこだわり過ぎないほうがよいでしょう。

(大和田 智美/株式会社ストック・リサーチ)

最終更新:2015/4/21(火) 4:19
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