ここから本文です

マー君の寄付が認められない?

2013/12/28(土) 21:24配信

THE PAGE

 新ポスティングシステムによる損失補填は認められない?
 楽天の田中将大が、球団へのポスティング申請を求める交渉の過程で、メジャー移籍決定後、チームへ寄付を行うプランを申し出て、それが楽天にポスティングを容認させる決め手のひとつになっていたが、認められない可能性が高くなった。

 27日にLAタイムズ紙が、MLBの見解として広報のパット・コートニーのコメントを報じたもの。同紙によると「MLBとNPBの間で結んだ新ポスティングシステムの合意は、球団は、直接的、間接的に入札額以外のお金を受け取ること禁じている。それらの合意を厳格に守り実施する」と、MLBの広報が断言。今回、マー君が申し出た寄付行為を『間接的なお金のやりとり』と拡大解釈して認めない見解を明らかにした。

 なかなか決まらなかった新しいポスティングシステムに20億円の上限が定められたことにより楽天球団は、エースの放出に頭を抱えていた。三木谷オーナーが「認めない」と海外メディアのインタビューに答えるなど、一時は、1年残留のプランも真剣に検討されていた。

 これまでのポスティングシステムならば、マー君に対しての入札金は、50億円から80億円にのぼると予想されていたため、球団は、経営上、新しいシステムによって損失する、その差額を問題視していた。だが、それらの球団サイドの当惑を見越した田中自身が「球場改修や、環境整備、地域貢献に使うために協力、寄付をしたい」と、その損失補填に当たる新プランを持ちかけた。その金額の大小は明らかになっていないが、その申し出は、楽天球団が、ポスティングを容認する決め手のひとつになったとも見られていた。

 今回のポスティングシステムの改正に伴って“抜け道”や“裏技”が使えないように、MLBとNPB側はかなり神経質になっていた。一説によると、細かい条項の中には「万一、入札に関して不正行為が発覚した場合には、その該当選手は、メジャーでプレーができない」という一文が盛り込まれているという。選手の契約金の一部をリベートの形で所属球団が受け取る“不正”に注意したもので、もしルールの裏をかいくぐるような行為が発覚した場合、契約を交わしたメジャーの球団側に罰則が科せられ、当事者となった選手もメジャーから追放されることが厳しく定められていた。

1/2ページ

最終更新:2015/2/11(水) 4:45
THE PAGE