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CEOに聞く 4年目で“ピボット”が成功ーー株式会社エニドア

2013/12/29(日) 10:12配信

THE PAGE

 2009年に起業し、その年のビジネスプランコンテスト「起業チャレンジ」で最優秀賞を獲得した多言語翻訳サービス「Conyac(コニャック)」。華々しいスタートとは裏腹に、その経営は順風満帆ではなかったと言います。現在の「クラウドソーシング」と呼ばれるサービスを「ソーシャル翻訳」と表現し、C to Cで展開してきましたが、この春からto B(企業向け)へと“ピボット”したことで急成長。多くの企業から支持されはじめ、企業として拡大中です。その株式会社エニドアの山田尚貴CEOに話を聞きました。

――このサービスを始めたきっかけは何だったのでしょうか
 もともとNTTグループでインフラのエンジニアをしていたのですが、社内で英語ができる人が少なく、僕がアメリカの大学を卒業しているので、いろんな仕様書の翻訳が僕のところに回されてきていました。「翻訳屋じゃない」と思っていましたが、こういうニーズがあると気付かされたことが、スタートでした。

――ビジネスとしての勝ち筋が見えたと?
ニーズはあると思いました。価格破壊の起こっていない業界だった。人の技術に値段をつけるサービスなので、使いやすいサービスで価格的にも安く提供できれば、成長できると考えました。

――起業した年の「起業チャレンジ」では最優秀賞。最高のスタートでは?
 当時は「ソーシャル」という言葉が流行っていたので「ソーシャル翻訳」と銘打って、スタートし、最優秀賞も受賞したので、話題にはなったと思うのですが、試行錯誤の連続でした。C to Cのサービスなので、「自分たちでも払える」という料金設定で、1文字1円以下で展開していましたが、思った以上に利用者が少なかったです。翻訳者も集まらず、利用者も集まらずで、なかなか成長できず、苦しかったです。それに翻訳は専門的な分野になると、ただ英語ができるとかだと対応できなかったりもします。そういう意味でも苦労が多かったですね。

――試行錯誤の中で、挑戦したことは何がありますか
いろいろやったのですが、「使い放題プラン」というサービスをやったことがありました。月に4、5回くらいだろう、と想定していたのですが、むちゃくちゃ利用頻度が高いユーザーがおられて、翻訳者の方のコストに合わなくなってしまい、この企画は破たんしました(笑)。あと、Twitterで140文字の翻訳サービスもやったのですが、翻訳者にペイできなかったので、うまく継続できなかったですね。

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最終更新:2016/1/24(日) 4:53
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