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<ラグビー>早大 帝京の5連覇を阻止は「精神力」がカギ

2014/1/2(木) 21:00配信

THE PAGE

 どこまで盲目的になれるか。それが、早大ラグビー部の王座奪還へのポイントか。学生王者を決める大学選手権は2日、東京・国立競技場で準決勝が行われ、史上最多15回の優勝を誇る早大が筑波大を29-11で制した。12日に同じく国立で行われる決勝戦では、4連覇中の帝京大に挑む。前年度の準決勝で10-38と敗れた相手へのリベンジに向け、早大の後藤禎和監督は「精神力」が鍵だと言った。

■しぶとい守備とスクラムで勝利

 両校ともミスを重ねたこの日のゲーム。勝利を決めたのは、しぶとい守備とスクラムだった。後半26分、2点リードの早大が防戦一方となる。筑波大が密集近辺で攻め続け、途中出場のLO藤田幸一郎が自陣のトライラインへと迫り来る。

 しかし、ここから早大が巻き返す。最後の一押しを狙う相手の足元へ、ずっと「相手に肩を当てて、(腕の)バインドを離さない」ことを意識したナンバーエイト佐藤穣司が喰らいつく。そこへもう1人、味方の手が伸びた。落球を誘った。

 早大は一気に敵陣ゴール前左へと進み、28分、相手ボールスクラムをまっすぐ押し返す。スクラムハーフ岡田一平が、待望の勝ち越し点を奪う。15-8。その後は日本代表のフルバック藤田慶和などがだめを押した。早大はスクラムハーフ内田啓介主将らジャパン経験者の多い相手を、いつしか沈黙させていた。

 勝負の分岐点となった好守を、フランカー金正奎副将はこう振り返る。
 「ゴール前のディフェンスは練習してきていて、そこへ去年の1月2日に勝てなかった思い、試合に出られない4年生の思いが加わったと思います」

■スクラムは集大成

 そして、試合を通して優勢だったスクラムについては、最前列のプロップ垣永真之介が満足げに振り返るのである。
 「試合中、フロントスリー(最前列両脇のプロップと中央のフッカー)が話し合って、1本、1本、試行錯誤して…。そういうことが、あの(後半28分の)トライに繋がったと思います。最高の形作り、最高のセット、最高の押し込み。誰1人、手を抜かず、集大成ができた」

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最終更新:2015/2/14(土) 4:07
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