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「全自動駐車システム」って何? 波及効果は?/CESで注目

2014/1/10(金) 10:30配信

THE PAGE

 家電やコンピュータに関する世界最大規模の見本市であるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)が、米ラスベガスで7日から開催されています。

 今年のショーの目玉は、身につけて使う「ウエアラブル機器」といわれており、IT各社は競って関連製品の展示を行っています。一方、昨年に引き続き、車の自動運転技術にも大きな注目が集まっています。昨年は自動運転が実現可能であることをアピールするという段階でしたが、今年はさらに実用化を意識した展示が目立っています。すぐにも実用化向けて動き出しそうなものの一つが、駐車場への自動誘導システムです。

車が駐車スペース探して自走

 フランスの自動車部品メーカー「ヴァレオ」は、全自動駐車システムを展示しています。これはシステムを起動すると、車が自分で駐車場の空きスペースを探し、その場所まで自走して駐車してしまうという便利なものです。用事が済んで車に戻る際にも、スマホで呼び出せば、車が自動的に駐車場から出庫され、自分の目の前までやってきます。フォルクスワーゲン・グループに属するドイツの自動車メーカー「アウディ」も同様のシステムを展示しています。ドライバーが降りた後でも、自動車が勝手に駐車スペースを探して車を駐車してくれます。

 自動駐車システムが注目を集めているのは、実用化のための障壁が少なく、すぐにでも実現が可能だからです。車の自動運転は技術的にはかなり成熟しており、実用化は十分に可能といわれています。しかし公道に自動運転の車を走らせる心理的な抵抗は大きく、現実的にこれを普及させるにはしばらく時間がかかりそうです。特に日本の場合には、道交法の関係上、自動車メーカーによる公道実験もあまり進んでいません。

新しい不動産ビジネスの可能性も

 しかし専用に整備された駐車場であればこうした問題のほとんどをクリアすることができます。もともと米国ではバレット・パーキングと呼ばれる駐車サービスが普及しています。目的地の玄関に到着して車を降りると駐車係がやってきて、キーを預ければ駐車係が駐車場まで車を移動してくれます。帰りも駐車係にお願いすれば車を玄関まで運んできてくれるので、利用者は駐車場に行く必要がありません。

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最終更新:2016/2/11(木) 3:24
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