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亀田問題に白黒? IBFトップが来日へ

2014/1/20(月) 22:15配信

THE PAGE

■IBFのトップが緊急来日を調整

 プロボクシングのIBF(国際ボクシング連盟)のトップであるダリル・ピープルズ会長の緊急来日の調整が進められていることが20日までに明らかになった。ピープルズ会長は、IBF、WBA世界Sフライ級戦で起きた一連の亀田騒動の元凶が、すべてIBFの立会い人だったタッカー氏の不適切な発言にあるとの非を認め、それらの事情説明及び謝罪のため緊急来日を検討しているものだ。

 昨年12月に行われた統一戦で、WBA王者のリボリア・ソリスが計量に失敗。試合前にWBA王座は剥奪されたが、試合は行われることになり、試合前のルールミーティング終了後の会見でタッカー氏が、亀田大毅の保持するIBF王座について「負ければ空位になる」と発言していた。だが、亀田が判定負けすると、一転、「王座は保持」と見解を変え大混乱を招いた。

 亀田陣営は試合前のルールミーティングの段階で「負けても防衛」という見解が確認されていたことを主張。一方のJBCは、「前日には、負ければ空位という見解が示されていた」と反対の意見を述べ、両者の証言は食い違っていたが、IBFのトップが来日して、この件についての事情説明を行うことで「負けても空位」、「負けても防衛」というグレーだった問題に対しての白黒がつきそうだ。

■IBFの日本での"認可取り消し"は困る

 今回、IBFのトップが来日する背景には、「IBFの日本での認可が取り消しになっては困る」という危機感がある。実際、JBC内では、昨年9月に香川で行われたIBF同級王座決定戦での当日計量が、ローカルコミッションであるJBCへの報告がないまま、勝手に時間を変更して行われたことなど、一連のIBFの不手際を問題視して「IBFの認可取り消し」の議論が出ている。IBF側は、2013年になって、ようやく手にした日本のマーケットを失うことに危機感を覚えていて、今回の亀田問題を終結させるためにJBC側からの要求もあって緊急来日を検討したようだ。

  IBFは、JBC側と亀田陣営で主張が大きく食い違っている問題についてどんな答えを用意しているのか。JBC側は、来週にも、倫理委員会及び資格審査委員会を開き、厳しい最終処分を下すが、IBFトップの来日は、その最終結論にも影響を与えそうだ。


(文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)

最終更新:2015/2/18(水) 4:38
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