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“真の「4G」”到来まであと数年──「LTE」と何が違うのか?

2014/1/31(金) 14:00配信

THE PAGE

 いまケータイ業界では、現在の「LTE」よりもさらに高速な「4G」、つまり「第4世代移動通信システム」に注目が集まっています。総務省では1月23日に、周波数の割り当てを希望しているNTTドコモ/KDDI(au)/ソフトバンク/イー・アクセス(イー・モバイル)の4社に対してヒアリング調査を開始しました。それでは改めてこの「4G」とはどのようなものか、なにが変わるのか、そして今後の市場予測などについて見ていきましょう。

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「LTE」は“仮の「4G」”

 移動通信システムに用いられる無線通信技術は、国際連合の専門機関「ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)」によって、各世代(Generation)ごとに「○G」という区分が設けられています。「3G」の後に登場した「LTE」はもう皆さんすっかりお馴染みだと思いますが、これは実はNTTドコモが本来の「4G」規格までの“つなぎ”として開発していた「Super 3G」と呼ばれる規格を基にしたものです。そのため便宜上「3.9G」と言われることもあります。そもそもLTEは「Long Term Evolution(長期的な進化)」の頭文字をとった略語であることにも、「4G」へのスムーズな移行を前提とした意味合いが込められています。

 それではなぜ現在、NTTドコモの「Xi」に対して、auが「4G LTE」、ソフトバンクが「SoftBank 4G LTE」という名称を使っているのでしょうか。これはもちろん、NTTドコモが「4G」の開発に後れを取ったことを意味するわけではありません。実は2010年12月にITUが「LTE」「WiMAX」「HSPA+」など「3G」の発展形である規格を「4G」と呼称するのを許可したため、本来の「4G」とは異なる、いわば“仮の「4G」”が誕生したわけです。

 冒頭では「3G」「LTE」「4G」を並列に扱うような記載になりましたが、上記の内容からも分かる通り「3G」「4G」は世代名で、「LTE」は通信方式の名称となります。つまりITUの区分としては「3G」→「LTE」→「4G」ではなく、あくまでも「3G」→「4G」なのです。

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最終更新:2015/9/20(日) 4:32
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