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<テニス>日本がデビスカップで勝利した意義

2014/2/3(月) 18:08配信

THE PAGE

 週末に行なわれたデビスカップで、日本がワールドグループの1回戦を突破した。あまりテニスに詳しくない方は、たかが1回戦くらいでと白けるかもしれないが、日本テニスにとってはまさに夢のような出来事なのである。

■日本にとって悲願の1回戦突破

 120以上ある参加国のうちトップ16カ国で構成されるのが〈ワールドグループ〉で、この現行制度が始まったのが1981年。日本はその81年と85年にワールドグループで戦ったが初戦突破は叶わず、その後はずっとアジア・オセアニアゾーンを抜け出せなかった。27年ぶりにワールドグループに復帰したのが2012年。最大の功労者、錦織圭が18歳でデ杯デビューしてから5年目のことだった。しかし大喜びしたのも束の間、1回戦と入れ替え戦で連敗して昨年は再びゾーングループへ降格。つまり、今回が現行システムで初のワールドグループ1回戦突破ということになる。

■錦織圭の成長がチームに勝利をもたらす

 チーム戦だから一人の力では勝てないが、こと今回のカナダ戦勝利に関しては錦織の成長がそのままチームの勝利になったといっていい。特にスタミナ面の成長だ。錦織は3日連続、単複計3試合に出場し、全勝した。全豪オープンでも体力面での自信を何度か口にしたが、今回も初日のシングルスのあと「ダブルスにも出る準備はできている」とオーダー変更の可能性を自ら明かしてアピールし、それは3日間5セットやれる自信がついたということなのかと問われると、「まあ、それは余裕ですよね」と軽口で返してみせた。

 こういうやり取りを聞くと、体力だけではなく、3日間をチームの要として戦いきる精神面のスタミナも備わったのだと実感する。デビスカップは普段のツアーとは異質の大きなプレッシャーがかかるが、最近の錦織はこれをうまく克服したようだ。

 「チーム戦の重みというのは確かにあって、それを力に変えるということも大切ですが、自分はなるべく意識しないようにしています。チーム戦も個人戦もコートでやることは同じなので、自分のプレーをしっかりやるということだけ考えてますね」

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最終更新:2015/3/10(火) 4:46
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