ここから本文です

ラグビー社会人覇者は「攻」のサントリーか、「守」のパナソニックか?

2014/2/10(月) 12:00配信

THE PAGE

 「攻」のサントリー・サンゴリアスか。「守」のパナソニック・ワイルドナイツか。ラグビー日本最高峰のトップリーグチャンピオンを決すプレーオフトーナメントの決勝戦が、2月11日に東京の秩父宮ラグビー場で行われる。雪のため、2月9日の予定が順延となっていた。

 「いい選手が15人揃ったから…、という感覚は僕らにはない。ラグビースタイルとチーム、トレーニングのカルチャーがしっかりして、初めて4年連続のファイナルに辿りついた」

 サントリーの大久保直弥監督は、さらりと言った。現在2連覇中、今度は4季連続の決勝戦に挑む「攻」のサントリーを率いて、2年目の指揮官だ。1週間前の2日は、決勝戦と同じ秩父宮で、3度リードが入れ替わる神戸製鋼との準決勝を27-19で制していた。

 現日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズが、監督となったのが2010年度。以降、チームは自陣からでも果敢に攻めるようになった。

 相手に的を絞りづらくさせるため、パスの供給源であるスクラムハーフ、スタンドオフなどの周りに複数人が並ぶ。そんな“シェイプ”と呼ばれる攻撃陣系をいつでも作れるよう、短時間集中型の練習で持久力、技術、連携力を高めてきた。「エディーさん」と呼ばれる名将が率いた2年間に、2011年度のトップリーグを含め、3つのタイトルを奪った。

 2012年度就任の大久保監督は、全体のサイズアップと若手の育成に着手した。入部3年目までの面々を「シーズ・オブ・サンゴリアス」と名付け、社員選手にとっての始業前や、夕方の全体練習後に個人トレーニングをさせた。

 成果はようやく出始めている。身体をぶつけ合うフォワードでは、入部3年目で、指揮官が「一番、練習した」と認めるナンバーエイト小澤直輝が、神戸製鋼との準決勝、後半25分に勝ち越しトライをマーク。ボールを動かすバックスでは、腰の強さと加速力が長所の新人ウイングの塚本健太が、リーグ戦でチーム最多の10トライを挙げた。

1/4ページ

最終更新:2016/1/22(金) 3:42
THE PAGE