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スマホ向けニュース集約サイト次々立ち上がるも日本はコンテンツ不足?

2014/2/13(木) 19:00配信

THE PAGE

 スマホ向けにニュース閲覧アプリを提供するサービスが相次いで登場しています。ネット上のニュース・メディアはこうしたサービスの登場でどう変わっていくのでしょうか?

 スマートニュース株式会社は2014年2月、同社のニュース閲覧アプリ「SmartNews(スマートニュース)」が300万ダウンロードを達成したと発表しました。この数字には重複利用も含まれていますが、同社のサービスを月1回以上利用する人の割合は75%を超えているということなので、かなりの利用者がいると考えられます。

 同社のアプリはiOSかAndroidを搭載した端末で利用することができ、興味がある分野のニュースが自動的に配信され、閲覧することができます。また、ツイッターの話題を解析するアルゴリズムを用意しており、ツイッターでつぶやかれている話題に沿ってニュースを自動的に選別することもできます。

 自分が興味のある分野を登録すると関連ニュースを要約した上で自動配信する「vingow」や、興味関心の高いと予想されるページを一括で表示してくれるGunosy(グノシー)なども同様のサービスに分類することができるでしょう。

 こうしたサービスの特徴はそれぞれ独自のアルゴリズムを持ち、利用者の興味関心に沿って自動的にニュースを選別する点にあります。またソーシャル系のネットワークの話題をキャッチアップしているため、常にホットなテーマを追いかけることが可能となります。

 一方こうした機械的なアルゴリズムには欠点があります。これらのアルゴリズムは利用者の閲覧履歴やツイッターの話題など、基本的に過去の出来事を中心に分析することになります。アルゴリズムによる選別を用いれば大きな間違いは発生しない可能性が高いですが、利用者があっと驚くような意外なチョイスを実現するのは難しいかもしれません。

 ニュース閲覧サービスを提供する会社の中には、あえてニュースの選択に人の手を加え、特徴を出そうというところもあります。経済などにテーマを絞ったニュース配信アプリ「NewsPicks」では、機械的アルゴリズムに加えて、各分野の専門家がオススメのニュースを選んでいます。フェイスブックが2月に発表したニュース閲覧アプリ「Paper」も同じような概念に基づいています。Paperで配信されるニュースは、フェイスブックの編集者が選んだものと、アルゴリズムによって自動的に選別されてきたもののミックスです。「人の目」を活用することで、一歩先を行くチョイスを実現しようというわけです。

 次々と新しいニュース配信サービスが登場しているわけですが、日本における最大の問題はコンテンツといえるでしょう。いくら配信会社が多数登場しても、肝心のニュース・コンテンツが増えなければ、どこのサイトを見ても同じニュースばかりという状況になってしまいます。日本のニュース・コンテンツは紙メディアが提供しているものが多く、ネットでの提供には限界があります。米国のように多数のネット専業ニュース・メディアが登場してくれば、こうしたニュース・アプリもさらに充実したものになってくるでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:2015/4/17(金) 4:03
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