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物のインターネット IoT(Internet of Things)とは?

2014/2/14(金) 10:03配信

THE PAGE

 最近「物のインターネット」(Internet of Things:IoT)という言葉をよく耳にするようになってきました。物のインターネットとはどのような意味で、それにはどんなインパクトがあるのでしょうか?

 IoTとは、身の回りにある、あらゆる「モノ」がネットに接続され、情報をやり取りすることで新しい価値を生み出すという概念を指します。考え方自体は2000年前後に提唱された古いものですが、無線LANやスマホの普及が進んできたことで、ここ数年、一気に現実味を増してきています。

 身近なところでは、家電やAV機器とスマホが連動するという機能がイメージしやすいでしょう。健康器具とスマホ、さらには空調機器や照明が連動するようになれば、自分の体調に合った室内空間を自動的に設定してくれるという機能などは簡単に実現できてしまいます。これにショッピング情報や地図情報、医療情報などが加わると、さらに生活が充実したものになるでしょう。しかしこうした機能はIoTがもたらすメリットのごく一部でしかありません。目に見えやすい部分とは別にIoTの普及は全世界の産業に極めて大きな影響を与えるといわれているのです。

 米GE(ゼネラルエレクトリック)などのグローバル・メーカーは、現在、IT部門の強化を急ピッチで進めています。その理由は、IoTがもたらすインパクトに対応するためです。工場のプラントや発電所、あるいは航空機や鉄道といった輸送システムは、無数の部品で構成されています。もしこれらの部品がすべてインターネットに接続され、その状態をリアルタイムで監視することができれば、故障を起こす前に警告を出したり、ムダな動きを止めたりといったことが可能となります。

 これは建設業界でも同じことです。世界中にあるあらゆる建造物とそれに付随する機器のデータを有機的に連携することができれば、地球規模でエネルギー消費量の最適化を図ることが可能となります。GEではこうした取り組みによって2030年には全世界で15兆ドル(約1500兆円)のGDP押し上げ効果があると試算しています。

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最終更新:2015/12/2(水) 4:16
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