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Jリーグ開幕 本命は広島 対抗は横浜でなくC大阪か、柏か、川崎か?

2014/2/28(金) 10:00配信

THE PAGE

 22年目を迎えるJリーグが、いよいよ3月1日に開幕する。昨シーズンは最終節での劇的な逆転劇の末にサンフレッチェ広島が連覇を達成し、9年ぶりとなるリーグ王者を逃した横浜F・マリノスのMF中村俊輔が号泣する対照的なエンディングを生んだ。

 両雄は、今年元日の天皇杯決勝でも対峙し、横浜FMが2対0で広島に快勝。リーグ戦を含めた公式戦における対広島の対戦成績を3勝0敗として、2013年シーズンを締めくくった。国内三大タイトルのうち2つを争ってきた広島と横浜FMのライバル関係だが、オフの間に行われた補強によって大きな変化が生じていた。

 2月22日に国立競技場で行われたゼロックス・スーパーカップで今度は、広島が2対0で横浜FMを一蹴した。しかし、この試合で広島には些細なように見えて、実は重大な「事件」が起こっていた。6シーズンにわたって広島は、独自の「可変システム」を採用している。基本の「3‐6‐1」がマイボール時に「4‐1‐5」に、相手ボール時には「5‐4‐1」に変化する可変システムは、状況を的確に把握し、素早くポジションを変えなければらない。そのシステム変更へのスイッチ役を務めるのが、ダブルボランチの一人、森崎和幸なのだが、この試合では、左足首に違和感を訴え、欠場していたのである。しかし、代わって出場した29歳の柴崎晃誠(徳島ヴォルティスから加入)が、見事に代役を果たしてみせたのである。

■安定した戦力補強 広島の「フロント力」

 元日本代表MFで現在は解説者を務める水沼貴史氏は、ここに注目していた。強化部の情報収集力を含めた広島の「フロント力」を高く評価する。

 「サンフレッチェとしては、長いシーズンを戦っていく上でリスクマネジメントを徹底しておかねばならない。その意味で、システム変更のスイッチ役を含めて、柴崎が及第点のプレーを演じたのは大きい。ただ上手いだけの選手を加入させても、サンフレッチェ独特のサッカーの中では機能しない。おそらくは数年前から、サンフレッチェのスタイルにフィットするか否かを入念にリサーチし、獲得のタイミングをうかがっていたのだろう。ユースから森崎和や高萩洋次郎、野津田らを輩出してきた育成型クラブでありながら、現場のニーズに応じた適材適所の補強も欠かさない。日本代表GK西川周作が浦和レッズに移籍した穴は、ベガルタ仙台から加入した林卓人が問題なく埋めるだろう。こうしたサンフレッチェの『フロント力』も加味すれば、今シーズンも大崩れすることなく、優勝戦線に絡んでくると思う」

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最終更新:2016/2/22(月) 4:07
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