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LINEビジネスコネクトのビジネスとしての可能性

2014/3/6(木) 9:00配信

THE PAGE

 対話アプリ大手のLINEは2014年2月26日、企業向けサービスである「LINE ビジネスコネクト」を発表しました。一部からはLINEの社会インフラ化につながる画期的なサービスとの声も上がっています。LINEビジネスコネクトとはどのようなものなのでしょうか?

 LINEには一般の利用者が持つアカウントのほかに、企業が有料で利用できる「公式アカウント」と呼ばれるものがあります。企業は公式アカウントを取得すると、登録ユーザーにメッセージで新商品情報などを発信することができます。LINEビジネスコネクトは、LINEの公式アカウントを持つ企業に対して、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開し、各企業がLINEと自社のシステムと連携できるようにするというものです。

 具体的に想定されるのは、スタンプと呼ばれる機能と自社システムを連携させることです。スタンプとは、メッセージに挿入することができるイラストのことですが、例えば、ピザ配達チェーンがこれを利用する場合、公式アカウントからピザ注文用のスタンプを利用者に配布します。利用者はいちいちメニューのページから注文したり、電話などをかけなくても、ピザのスタンプを送信すればそれで自動的に注文処理を完了させることができるようになります。

 利用者ごとに内容の異なったメッセージを送ることもできますから、レンタルビデオ店の返却督促や個人の特性に合わせた、よりきめ細かな商品プロモーションも可能となります。企業側のシステムが人工知能的な機能を持っていれば、あたかも人と対話するかのようなやり取りも可能となるかもしれません。

 応用範囲はこうしたコンシューマ向けサービスだけにどどまりません。社内システムとLINEを連携させ、営業マンの管理といった分野にも活用することができるでしょう。状況に応じたスタンプを用意しておけば、営業マンと電話やメールでやり取りしなくても、活動状況をシステム上で随時管理することができます。メッセージング機能を利用して、営業マンに対してシステム上で指示もできるようになります。昼ご飯の時間が長すぎるなどというお説教が、LINEを通じて営業マンに降ってくるのも時間の問題かもしれません。

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最終更新:2015/4/20(月) 4:09
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