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掛布が語る「オープン戦6連敗を深刻に考えよ」

2014/3/10(月) 9:02配信

THE PAGE

怖い負け癖

 阪神は3月9日、甲子園で行われた巨人とのオープン戦に2-3で敗れて、6連敗となった。初戦は引き分けたが、まだ勝ち星がない。球団ワースト記録だそうである。たかがオープン戦、されどオープン戦である。本来、オープン戦は、開幕に向けての調整や新戦力のテストの場ではある。育成の伊藤和雄という光った投手が出てきたのは嬉しいニュースだ。しかし、私は今年の阪神に関しては、今だ、勝ち星がないという結果を非常に深刻に捉えなければならないと思う。

 昨年の後半戦からチームに負け癖のようなものがついてしまっている。広島とのクライマックスシリーズから数えれば、引き分けを挟んで8連敗。そして負けている形が、ひとつも変わっていないことが問題である。

 打てない。得点力不足。チーム打率は・190。特に問題なのは、昨年から懸念だった4番の不在……が解決していないことである。本来ならば、そこに新外国人のゴメスが入っているはずだったが、故障の影響で、まだ実戦デビューができていない。去年と同じようにマートンを4番に置かねばならないケースを余儀なくされている和田監督の心痛は、よくわかる。 これは私の責任でもあって大変胸が痛いのだが、この日は、梅野が代打で三塁打を放ったが、期待されていた若手が、そういう流れを変えるまでの存在感を示していない。新戦力の名前がスタメンにないのだ。

 巨人からすれば、「去年と阪神は違う!」というような怖さを何も感じなかったのではないだろうか。寂しいが、それが突きつけられている現実だ。

 この日、先発した巨人の開幕投手候補でもある内海は、インサイドを徹底して攻めてきていた。おそらくキャッチャーの阿部は「オープン戦だから打たれてもいい。それよりも、阪神にインサイドが来るぞというイメージを植えつけておきたい」との狙いがあったのだと思う。開幕への調整と同時に、阪神との開幕カードに向けての布石を打ってきたのだ。

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最終更新:2015/5/8(金) 4:48
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