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雪降らぬ台湾で開発された高性能スノーボード/台湾

2014/3/13(木) 10:00配信

THE PAGE

 ソチ五輪、スノーボード・男子スロープスタイル。19歳のスヴェン・ソーグレン選手(スウェーデン)はメダルこそ逃したものの、その華麗な滑走は、世界中その実力を示し、多くのメディアで紹介された。このとき、使用されていたスノーボードを製造したのは、なんと雪の降らない台湾のメーカーだった。しかも、開発者7人全員がスノーボードを滑ることができないという。

 台湾には世界で5分の1以上のシェアを誇るスノーボードメーカーがある。およそ10年もの間、研究と改良をかさね、世界のスノーボード受託生産最大手にまで登り詰めた“滑れない開発者たち”。彼らが開発した台湾製高性能スノーボードは、一体どのようにして生まれたのだろうか。

■インラインスケートからスノーボードへ切り替え

 ドイツのNITRO(ナイトロ)やHEAD(ヘッド)、アメリカのROME(ローム)といった有名ブランドから生産を受託されているメーカー「光國」。当初はインラインスケートの製造をしていた。市場縮小に危機感を覚え、20年前からスノーボードの製造へ切り替えたという。総経理(日本の企業における社長に近い役職)の李光國さんは、スノーボード未経験。大学卒業したばかりの社員6人を率いて開発に挑んだ。

■否定的な反応だった台湾製のスノーボード

 スノーボードに関する知識がほとんどなかった7人は、外国人技術者に連れられて、ヨーロッパで使用されている原料や設備業者を見学して回った。第1号のスノーボードが完成するまでにかかった期間は、およそ2年間。しかし、販売活動を始めたところ、取引先は「雪の降らない台湾で製造した」と、聞くやいなや、否定的な反応を示したのだ。

 それでも7人は諦めなかった。その後も原料と設備の研究を続け、スノーボードの厚さ、強度、幅など、試行錯誤を重ねていく。開発開始からおよそ10年間。彼らの努力はついに実る。ヨーロッパのライバル2社から次々とシェアを奪い取い、世界のスノーボード受託生産最大手の座に登り詰めた。

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最終更新:2015/10/23(金) 4:35
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