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異性交際経験は非正規社員で18.7% どうしたらカノジョができるのか?

2014/3/13(木) 14:00配信

THE PAGE

 非正規社員の独身男性でカノジョがいる人の割合は正社員に比べてかなり低い。厚生労働省がまとめた調査結果からこのような実態が明らかになりました。

 21世紀成年者縦断調査によると、20代の独身男性で異性交際の経験がある人の割合は、正社員で30.7%、非正規社員で18.7%でした。女性は正社員が41.6%、非正規社員が34.1%となっており女性にも差がありますが、男性ほどではありません。男性の非正規社員は異性交際においてかなり不利な状況となっているわけです。

 この結果には女性の結婚観の変化が影響している可能性があります。同じ調査で、20代の独身女性における結婚意欲は10年前と比較して増加していますが、男性は横ばいであまり変化がありません。つまり経済環境の悪化から、結婚したい女性が増え、現実的な基準で交際相手を考えた結果、収入が安定している正規社員に女性が殺到しているという状況が推察されます。

 日本では正社員と非正規社員の格差問題がかなり以前から議論されています。またアベノミクスの成長戦略では女性の活用が打ち出されており、女性の社会進出についても議論が行われています。この結果を見ると、少なくとも現時点では、どちらも状況はあまり良くないというのが現実のようです。女性の社会進出が進んでいないため、結婚という形で経済的な安定を望む女性が増え、その結果、正社員と非正規社員の交際・結婚格差が生じているという状況です。

 こうした状況を打開するためには、大きく分けて二つの方法があると考えられます。ひとつは雇用の流動化、もうひとつは全員の正社員化です。

 雇用の流動化は北欧などで導入されていますが、企業が自由に解雇できるようにする一方で、職業訓練や失業保険を手厚くし、再就職できる体制を整えるというものです。いってみれば全員が非正規社員になる方式と考えればよいでしょう。このような状況になれば、給料が高い人もいつクビになるか分かりませんし、失業中だった人が職業訓練の結果、逆にいい給料の仕事を見つけるかもしれませんから、正規・非正規で交際相手を選ぶということにはならなさそうです。

 また雇用の流動化が進めば、男女の格差は減少する可能性が高いですから、男性と女性の結婚観ミスマッチも減ることになるでしょう。しかしながら、いい会社に入れば一生安心して暮らせるという従来型の概念は完全に捨てなければなりません。

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最終更新:2015/12/12(土) 4:50
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