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なぜレッドソックス上原浩治は世界一元気なクローザーでいられるのか?

2014/3/21(金) 16:39配信

THE PAGE

 神懸かり的なピッチングで、昨年ワールドシリーズ優勝の立役者となったレッドソックスの上原浩治投手(38)が、疲れも見せず“世界一元気なクローザー”として、開幕に向け順調な調整を続けている。地元ボストンでは、「KOJIフィーバー」を巻き起こすほどの人気者になったが、その一方で、チーム最年長右腕の勤続疲労を懸念する声があった。昨年は、自己最多の公式戦73試合登板に加え、プレーオフ13試合に登板している。

 オフの間、ファレル監督は上原、田沢、ブレスローと登板過多となったブルペン投手(中継ぎ投手)に関しては、キャンプでの調整を遅らせ、出来るだけ負担を減らしたい意向を語っていた。だが、2月にキャンプ地フロリダ州フォートマイヤーズに現れた上原は、首脳陣も、驚く程に元気一杯だった。ブレスローがキャッチボールも距離も半分にしていたのとは対照的に、上原と田沢のコンビは誰よりも長くキャッチボールを行い、誰よりも長い距離で遠投を行っていた。キャンプも大詰めを迎えた、今、ブレスローは調整の遅れが目立つが、上原、田沢に関して、勤続疲労の心配は杞憂に終わった。

 ニエベス投手コーチは、「コージの回復力や調整能力は、アンビリーバブルだ。スタミナも球威も全く心配していない。2年目の今年は、もう誰もが彼の能力を分かっているから、何もアピールする必要はないんだ。オーバーワークせず、ゆっくり仕上げて開幕に備えてくれたらいい」。役割が流動的だった去年と違って今年は、開幕から抑えとして期待される右腕を、安心して見守っている。

 若い頃は、太腿や腰など幾多の故障に泣かされた上原だが、来月39歳を迎える円熟期に至って、なぜ、こんなにも元気な鉄腕ぶりを発揮できているのだろうか。

 「キャンプインと言っても別に今更って思うくらい、ずっと動いていましたから。オフの過ごし方が良かった。午前中はちゃんと練習して、午後には取材などを入れて、普段会えない人とも会って、うまくリラックスしながら過ごせた」

 昨年11月の優勝パレード後、ボールに触らなかったのは、わずか1週間ほど。オフは普段とほぼ変わらぬペースで練習再開。通常通りキャンプ前の日本で、数回のブルペン投球練習をこなしてきた。キャンプでもランニングなどのメニューをすべてこなす。「“年寄り”だからと言って免除してくれるものはない。20代と同じメニューだから、そりゃ疲れますけどね」。

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最終更新:2015/7/17(金) 3:53
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