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<ボクシング>王者の八重樫東に挑戦者が2人?

2014/4/4(金) 18:50配信

THE PAGE

 WBCのダブル世界タイトル戦の記者会見が4日、都内のホテルで行われ、WBC世界フライ級王者の八重樫東(30歳、大橋)の次期挑戦者として内定している“世界最強”元2階級王者のローマン・ゴンザレス(26歳、ニカラグア)が同席した。

 ノンタイトルの前座カードのロマゴンをわざわざ会見に同席させたのは、放映権を持つフジテレビの次期防衛戦への“番宣”のようなものだったが、目の前の敵である挑戦者の同級8位のオディロン・サレタ(28歳、メキシコ)に照準を定めている、当の八重樫にすれば、迷惑な話だ。


■ロマゴンのプレッシャー

 「いじめですかね?(笑)。タイトル戦に出ないボクサーなのにロマゴンだけが会見にいるのは、なんでなんですかね?(笑)。背中からプレッシャーをひしひしと感じましたよ。でも、そんなボクサーは、いないもんだと思うようにしていました。どっかの留学生が、たまたま紛れこんでいたんでしょう?」

 八重樫は、そう言って苦笑いした。会見では、ロマゴンに八重樫をどう思うかという代表質問まで飛んで、「世界チャンピオンは、どのチャンピオンでも強いものだ」と答えていた。

 実は、1か月前までは、すでにロマゴン戦を想定して松本好二トレーナーとの技術練習をスタートしていた。だが、ある日、八重樫が「今日を持って、一切、ロマゴンのことを考えません。ここからは防衛戦に頭も体も切り替えます!」と申し入れてきたという。

■過去に苦い経験

 「目の前の試合をほっぽりだして、先や上のことを考えるとろくなことがないんです。過去にそういう経験があるんでね。今は、ロマゴンのことは一切考えません」

 八重樫は、今から6年前、最初の世界戦に失敗した後に再起して、日本タイトル挑戦、世界再挑戦と復活プランを組んでいたが、その第一段階の日本タイトル挑戦権をかけた“最強後楽園”の準決勝で故・辻昌建さんに判定で敗れた苦い経験がある。八重樫は、しばらくジムからも、ラーメン屋修行に出され、チャンスを失った。だから、次のロマゴンのことなど考えない。まずは、「ベルトをメキシコに持って帰る」と、息巻いている挑戦者のサレタを確実に葬らねばならない。18戦15勝(8KO)3敗のアマチュア経験の豊富な典型的なメキシカンで、パンチは軽いが、上手さとスピードがあって、あなどれない。

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最終更新:2014/10/4(土) 4:03
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