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<小保方さん会見>論点整理と論文の核心部分とは

2014/4/9(水) 17:35配信

THE PAGE

 新型万能細胞である「STAP細胞」の論文について不自然な点があると指摘された問題で、研究の中心人物である理化学研究所(理研)の小保方晴子研究ユニットリーダーが9日、記者会見を行いました。

【アーカイブ動画】STAP細胞問題で小保方晴子氏が会見

 小保方さんは前日の8日、改ざんや捏造などの不正があったとする理化学研究所の調査報告書について不服申し立てを行っており、今回の会見は、基本的に不服申し立ての内容が中心となりました。

 調査報告書では大きく分けて2点について、改ざんや捏造などの不正があったと指摘しています。しかし小保方さんは、研究者としての未熟さから大きなミスはしたものの、いずれも改ざんや捏造ではなく、悪意はなかったと主張しています。その意味で理化学研究所の報告書に真っ向から反論しています。

 今回の問題でもっとも重要なのは、STAP細胞が本当に存在するのかという点ですが、そのカギを握るのが電気泳動の実験結果になります。ネイチャーの論文では、この実験結果が存在したことで、STAP細胞の存在が証明されたことになっていますから、まさに論文の核心部分といえます。

 調査報告書では、一部の写真が意図的に差し替えられており「改ざんに当たる研究不正」と認定されました。これに対して、小保方さんは、データの比較を容易にするために、より見やすい実験結果が得られた方のデータを記載したと主張しています。本来であれば、異なる条件での結果を同じ図版上に記載する場合には、その旨を明記する必要があるのですが、小保方さんはこれを行っていません。このことは本人も認めており、謝罪もしていますが、記載したデータ(泳動結果)は妥当であるとしています。

 実は、理研の調査報告書でも、データの差し替えについては認定しているものの、記載したデータが比較対象として妥当なものなのかについては言及を避けています。小保方さんとしては、手続きにミスはあったものの、あくまでSTAP細胞は存在しており、論文に記載したのは正しいデータであるという立場です。

 またSTAP細胞によるものとされる画像が取り違えられている点についても、悪意はなく、単純なミスであると主張しました。理研の報告書では、取り違えられた写真の実験状態が異なることを認識できなかったはずはなく、「捏造にあたる研究不正」と指摘しています。小保方さんはこの見解を否定しており、写真が入れ替わっていることについては、小保方さん本人が気付き、自発的に申し出たものであるという点も理解して欲しいと主張しています。

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最終更新:2016/2/15(月) 4:22
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