ここから本文です

『アナと雪の女王』作品制作に携わった日本人クリエイターたち

2014/4/23(水) 17:59配信

THE PAGE

 もはや社会現象となっている『アナと雪の女王』。洋画としては、4年ぶりに興行収入100億円を突破するなど、異例の大ヒットとなっている。この作品、日本でのヒットの立役者には、吹き替え版で声優を務めている松たか子や神田沙也加らの存在は不可欠だが、実は、彼女たち以外にも、この作品に携わった日本人クリエイターたちがいた。

【動画・予告編】アナと雪の女王

■アニメーター ミユキ・カンノ・ロングさん

 ミユキ・カンノ・ロングさんは、アニメーターとして本作品に携わっている。「アニメーターはキャラクターに命を吹き込む仕事と言われていて、キャラクターに演技をさせる仕事なのですが、今回私はアナの役にほとんど携わっていました。映画の最初の方でアナが「いつか王国を出て世界を変えたい」と歌うシーンがあるのですが、そのシーンを担当しています」。

 実は、作品の制作当時、カンノさんは妊娠中だったというが、そういう状況をものともせず、『アナ』に命を吹き込んでいった。「妊娠後半のころだったんですが、アナが窓から飛び出してブランコに乗るシーンの演技するために大きいお腹で公園に行って(笑)。息子と一緒に。旦那にカメラで撮ってもらって練習をしたりしました」と当時を振り返った。なお、このシーンは1分ほどの映像だが、制作には2ヶ月を費やしたという。

■モデラー 糸数弘樹さん

 モデラーとして参加していたのは糸数弘樹さん。CGのスケッチ、デザインを3Dに起こしていく作業を行っている。「今回のプロジェクトで僕はバックグラウンドの景色などを担当しました。建物が凍るシーンなどです。全部氷に覆われてつららが伸びるシーンがあるのですが、そのつららを制作しました」。

 コンピューター全盛の時代にあるため、当然ながら、コンピューターを使って表現するものは、多い。しかし、「ソフトがつららを作ることはできるのですが、自動的に作ってしまうと、どうしても機械的な見た目になってしまい、アーティストのスケッチのようには上手く出来ない。なのでモデラーが結局全部手直しをして、アーティストのデザイン通りにつららを一本ずつ直していきます」と、地道な作業を行い、細部を表現していく。

 こちらも、制作には膨大な時間を費やす。お城のつららのシーンは2カ月程度。そして船のシーンでは、「船自体を作るのは1カ月くらい、雪やつららを付けるのにさらに1カ月くらいです」と、細かい作業を繰り返していき、作品を磨き上げていく。

1/2ページ

最終更新:2016/1/13(水) 4:28
THE PAGE

Yahoo!ニュースからのお知らせ