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単独首位!カープ好調の理由とは?

2014/4/28(月) 10:00配信

THE PAGE

 広島の勢いが止まらない。4月の月間勝利数16は球団新記録、27日の巨人戦はプロ野球史上初となる月間3本目の延長サヨナラホームランで勝利と、記録ずくめの快進撃で首位をキープしている。昨シーズンは16年ぶりのAクラスと球団史上初のクライマックスシリーズ進出を決めるなど、それまでの低迷がウソのような躍進。さらに、今シーズン開幕前には多くの評論家がAクラス入りを予想するなど、“一強”巨人の対抗馬として名前が挙がるほど期待のチームとなった。そんな期待に応え首位をひた走る、広島カープの強さの理由を検証していきたい。

 4月27日を終えての広島の成績は表1の通り。防御率はいかにも首位のチームらしく、堂々リーグ1位の成績を残している一方で、打率はリーグ5位、「勝っているとはいえ今年も打線はたいしたことないな」というデータが出ているわけだが、実はそこに強さの秘密が隠されていた。

 今シーズンの広島必勝スタイルは、スバリ「先制攻撃」。前述のとおりチーム打率はリーグ5位、得点数もリーグ4位タイと平凡だが、先取点を取った試合数は阪神と並んでリーグトップとなる17試合もあるのだ。なぜこんなに先制できるのか?その理由が表2にある。

 これはセ・リーグ6球団の初回の得失点数と、本塁打数をまとめたもの。広島の得点数はヤクルトに次いで2位の18点。そして本塁打数はトップの6本。チーム得点数の約15%、本塁打数の20%を初回に集中しているのだ。初回は必ず一番打者から始まるため、もっとも攻撃のイメージが作りやすいといえる。その初回に多くの点を奪えているという事実は、野村監督の攻撃プランが想定通り実行されていることを示しているのではないだろうか。

さらに特長的な点は失点の少なさだ。ここまでに初回に失った点はわずかに5。一度に2点以上を奪われた試合はまだない。チームの最大の武器である先発陣が非常に安定した立ち上がりで試合を作っているといえるだろう。理想的な先制攻撃と、先発投手の安定した立ち上がり、この相乗効果によって多くの試合で先手を奪うことに成功しているのである。

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最終更新:2015/5/8(金) 3:42
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