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71連敗の東大野球部はいつ勝てるのか

2014/5/3(土) 19:11配信

THE PAGE

不名誉な記録

 東大が草野球チーム並みに弱いのか?と聞かれれば、そうではない。だが、プロ予備軍が、先発と打線に揃っている早大と5分に戦えるかと聞かれれば難しい。東大は、3日、神宮球場で行われた春季リーグ戦の早大1回戦で14安打を打たれて0-11と完敗。自らが87年秋から90年秋に作った「70」連敗を超え、ついにワーストの「71」を更新することになった。昨春から監督に就任している浜田監督は、悔しさを隠さない。

 「悔しいです。日々の努力が形として出ない悔しさともどかしさがある」有井主将も、「不名誉な記録を作ってしまって情けない。できると思った野球ができないことが悔しい」と、言葉を選んだ。

 早大の先発、有原は、ストレートが150キロを超える。プロ注目の右腕だ。「有原君の速い球を想定した練習をやってきたつもりです」と、浜田監督。東大が勝てない最大の課題は打力不足にある。左腕の白砂は、打力があるので7番に置いているが、わずか3安打では試合にならない。

 初回、二回と三塁まで走者を進めながらも、いずれもポイントゲッターとなるべき打者が三振。「一振りが流れを変えてくれるかも」と、期待を寄せて終盤には、桐朋高出身の1年生を2人代打に送ったが、流れを変えるまでにはいかず、結局、完封リレーを許した。

 オフには、毎年、技術練習を封印してフィジカル中心のトレーニングメニューを組んでいたが、昨冬からはバッティング練習を解禁した。「各チームのエースの速球に負けないバットスイングを身につけるため」に、打撃フォームを映像で解析してバットスイングのスピードを測定。寮の食堂には、その数値をランキングにして張り出してチーム内競争もあおった。東大の頭脳を駆使して、チーム作りをしてきたが、なかなか打力が伸びない。

 この日、3安打中2安打を記録した初馬も、「力の差をみせつけられた。出塁して帰ること、走者がいれば返すことを考えてきたが……自分たちがやってきた練習は、他大学では、当たり前だったということ。自分たちの当たり前のレベルを上げていかないといけない」と唇をかんだ。

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最終更新:2016/2/18(木) 4:46
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