ここから本文です

『テルマエ・ロマエ』と富岡製糸場に接点……「シルク王」片倉兼太郎の功績とは

2014/5/11(日) 14:50配信

THE PAGE

操業停止後も、富岡製糸場は「売らない、貸さない、壊さない」

 富岡製糸場の世界文化遺産への登録勧告にあたっては、その保全状態も高く評価された。同市の岩井賢太郎市長は「製糸場を守ってくれた片倉工業に心から感謝したい」と述べた。

 片倉工業は1987年の操業停止後も「売らない、貸さない、壊さない」の三原則を掲げ、市へ移管されるまでの8年間、年間億単位の維持費を負担してきた。明治期の大規模官営工場が創業時の姿をほぼ完璧に残している例は富岡製糸場だけといわれるが、それを可能にしたバックボーンのひとつは、連綿と受け継がれるCSRの精神に違いない。

 ちなみに『テルマエ・ロマエII』の撮影に使われたのは、片倉館2階の休憩室。
 阿部寛演じる主人公ルシウスが遊技場に立ち寄り、卓球やもぐら叩きに熱中するシーンだ。「千人風呂」(1000人は無理だが、深さが1.1mあるので立って入れば100人ほどならなんとか可能か)は底に黒石が敷き詰めてあり、歩けば足裏が刺激されて痛キモチよい。

(文責・武蔵インターナショナル)

2/2ページ

最終更新:2016/2/25(木) 4:27
THE PAGE