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ザックジャパンの23人は正しかったのか?

2014/5/12(月) 19:36配信

THE PAGE

ブラジル・ワールドカップの日本代表メンバーの発表が12日、都内のホテルで行われ、アルベルト・ザッケローニ監督が「23人に絞るのは難しかった」と語った後に、自ら23人の代表メンバーをGKの川島からポジション順に読み上げた。最後の一人の「おおさこ」の日本語の発音が聴き取りにくく、場内に、小さなざわめきがおきて、もう一度、名前を言い直すというハプニングもあったが、会見の問答も含め、混乱なく会見は終わった、本田、香川、岡崎、川島ら、ここまで4年間を戦ってきたレギュラーメンバーに続き、故障で選出が心配されていた長谷部、吉田、内田の3人も選ばれた。

ザックは、フィジカル、コンディションニングのスタッフと連絡を密に取り合った上で、100パーセント完治した状態でチームに合流が可能で、本番まで残り1か月でコンディションを十分に高めることができると説明。イタリアの諺を用いて、「グラス半分の水を半分ととらえるか、半分も入っているととらえるかと、解釈をすれば、私は、『たくさんの休み時間があった、しっかりと休めている』と考えた」と語った。

注目は、サプライズと呼ばれるメンバーだったが、FW(登録はMF)にJリーグの現在、日本人トップのゴールをマークしている大久保を選んだ。会見で、ザッケローニ監督は、「考え方としては、どうして、ここまで(大久保を)呼んでこなかったかを説明したほうがいい。彼には、経験があり、嗅覚がある。どこにいけばチャンスがあるかを知っている選手だ。その意味では、その以外の選手を成長させるほうが大切だと考えてきた。チームに何を与えるかがわかっている選手。30歳を超えているが、フィジカルコンディションもあるし、相手に読まれない動き、意外性がある」と語った。

ザックの細かい戦術を理解するためには、代表合宿を含め、試合経験も不可欠で、ここまで、ほとんど選ばれていない選手をいきなり入れるのは、ザックの哲学に反するはずだった。また、本田をリーダーとしたチーム作りが、ザックのコンセプトで、そこに個性の強いベテランを入れると、その輪を乱すことになるのではないか?という不安もあった。それでも個性の強い大久保を入れたのには、それほどザックが追い詰められていたともとれるのかもしれない。

元日本代表の城彰二さんは、「大久保が入ることは予想していた」とした上で「柿谷選手、大迫選手のここ半年の伸びしろが、ザックの期待以上になかったことも大久保選手を選んだ理由につながったのかもしれません。彼が入ることで、2人は刺激を受けるでしょうし、今後、スタメンの座を巡ってチーム内競争も起きるでしょう。大久保は、中村憲吾との連携でズバ抜けた決定力を見せていますし、膠着したゲームを打開する力があります。経験もあり、また30歳を超えて、精神的にも大きく成長しているとも聞きます。チーム内で本田と衝突してしまう可能性も心配することはないでしょう」と見ている。

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最終更新:2015/9/20(日) 4:57
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