ここから本文です

次回朝の連ドラ「マッサン」、NHKで1企業モノってあり?

2014/5/16(金) 7:00配信

THE PAGE

 9月から放送が始まるNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が5月7日にクランクインしました。このドラマのモデルになったのは、ニッカウヰスキーの創業者で日本のウイスキーの父ともいわれている竹鶴政孝氏です。NHKは公共放送として、特定企業の宣伝になるような放送に対して神経質ともいえる対応をしてきたことで知られていますが、こうしたNHKのお堅い姿勢は変わってきたのでしょうか?

 今回のドラマでは、主人公の名前は別の名前になっており、企業の宣伝色が出ないように配慮しているようです。朝の連続テレビ小説で、有名企業の創業者をイメージさせる作品といえば、やはり1983年に放送された「おしん」でしょう。おしんのモデルになったのは、かつての大手スーパー「ヤオハン」創業者の和田カツ氏や、「ダイエー」創業者の中内功氏といわれています。ただし、このドラマは、明確に2人の生涯をドラマ化したものではありませんから、今回のケースとは少し違うのかもしれません。

 NHKは公共放送として「営業広告または売名的宣伝を目的とする放送はいっさい行わない」という番組基準を設けています。放送の中でどうしても個人名や企業名を使う場合には、放送の本質的要素であるかどうか、あるいは演出上やむをえないものであるか、という点を基準にしてその都度判断しています。

 NHKの番組では、特定企業の製品やサービスを取り上げる場合でも、原則として会社名は出さないことになっています。しかし、この基準は絶対的なものではなく、以前は使っていなかったギネスブックという言葉は最近ではニュースでも使われていますし、プロ野球チームの名前を紹介する時も、巨人対ヤクルトなど、一般的に通用する呼称を優先しています。また消費者向けの製品やサービスではない場合には、躊躇なく会社名を出すケースがほとんどです。

 かつては、歌手の山口百恵さんが「プレイバックPart2」を歌う際、番組によっては「真っ赤なポルシェ」という歌詞を「真っ赤な車」に置き換えさせたこともあったようです(その後、ポルシェはOKとなりました)。当時と比べれば、こうした自主規制はかなり緩和されているのかもしれません。

1/2ページ

最終更新:2016/2/11(木) 3:39
THE PAGE