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<プロ野球>10年目の交流戦 注目は“投手”大谷

2014/5/19(月) 15:47配信

THE PAGE

■交流戦10年目 これまではパが優勢

10年目を迎えるプロ野球交流戦が、いよいよ20日からスタートする。ファンにとっても楽しみな新鮮なカードが1か月にわたって繰り広げられるが、それぞれのペナントレースの行方に大きな影響を与えるのが、交流戦だ。評論家でセ、パでプレー経験のある与田剛氏も「リズムや流れが変わるのが交流戦。調子のいいチームが落ちる可能性はあるし、逆にここまでリズムアップできなかったチームが交流戦をきっかけに上がってくる可能性もある」と言う見方。

ここ5年の数字を見ると、2012年の巨人を除き、昨年のソフトバンクを筆頭にすべてパ・リーグが優勝(そのうちソフトバンクが3度)。昨年度の個人成績を見ると、投手防御率の6位までがパ。(1位はオリックスのディクソン)、打撃3部門もパの選手が独占した(打率はソフトバンクの長谷川、打点は、ソフトバンクの松田、本塁打はロッテの井口)。実力のパ、人気のセという言葉が、ずいぶん昔から、オールスター戦が行われるたびに新聞の見出しになったものだが、交流戦がスタートしてから、それが現実的な構図となっている。では、今季の交流戦も、その傾向を踏襲するのだろうか。

■今年の交流戦 セ・パの力は拮抗

阪神のDCで評論家の掛布雅之氏は、「パには、パワーピッチャーが目立つ。オリックスの金子、西という2人を代表として力のある本格派がセよりもそろっている。ノーヒッターの岸(西武)もいる。個人的には、特にそういうピッチャーの攻略を不得意とする我が阪神が、どう戦うかに不安があるが、パ高セ低の構図は変わらないのではないか」という見解。一方、与田氏は、「楽天の田中が抜けて、パにも、それほど突出する投手がいなくなった。私は、ここ数年に比べてセ、パの力は拮抗しているので、それほど大きな差は出ない気がする」という。

与田氏が注目しているのは、ヤクルト、巨人、楽天の3チームだ。「ヤクルトは、打線の状態が上向きになって得点力が出てきた。そのことから、これまで失点することが怖くて勝負できなかった投手陣に心理的な余裕が生まれ、ストライクゾーンで勝負できるようになってきた。その流れを交流戦につなげることができるかどうか。またなかなかリズムをつかめない巨人と楽天は、逆にここで、浮上のきっかけをつかむように感じる。ピッチングの内容は悪くないのに勝てない巨人の内海が、ここで白星を拾って調子を取り戻す可能性もある」。

掛布氏は、やはり阪神が気になる。「広島、巨人とは戦力的には、距離のある阪神が、どれだけパとの厳しい戦いをしのげるか。私は、交流戦用の戦い方があると考えている。阪神の場合は、特に甲子園という地の利を活かし、甲子園でDHが使えても、攻撃的ではなく、より守備的に失点をしない野球をすべきだと考えている。打線が少し低調期に入っているので、なおさら、交流戦を意識した戦いを貫き、悪くても交流戦勝率5割で乗り切りたい」。

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最終更新:2015/6/18(木) 4:52
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