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<交流戦>セ球場で“打ち上げ花火”増!?

2014/5/26(月) 11:00配信

THE PAGE

サッカーと言えばゴール、ボクシングと言えばKO、キャンプと言えばバーベキュー。それぞれのシーンにそれぞれの一番盛り上がる光景があるように、野球にもある。それがホームラン(以下HR)。見るもの全てを虜にし、興奮させてきたHRを25日から始まった交流戦セ・リーグ主催試合では、数多く目撃できるかも知れない。

■セ・リーグ主催試合でDH制採用

それを後押ししているのが、「セ・リーグ主催試合での指名打者(DH)制採用」。これは、今年の開催で10年目を迎えたプロ野球セ・パ交流戦の目玉企画として採用されたもので、昨季までの「パ・リーグ主催試合のみDH制を採用する」というものを「セ・リーグ主催試合のみ」、つまり逆にするという試みである。

では、なぜそれがHR数の増加を期待させるのかを、表から考察していきたい。表のHR数は、交流戦初年度2005年から今年の5月24日までを対象に各球場で打たれたHR数をカウントし、上位14球場をまとめたものとなっている。

■東京ドーム、横浜、神宮…

まず、各球場の「外野スタンドまでの距離」に注目してみたい。セ・リーグには、もともとドーム球場を本拠地とする球団が少ないこともあり、同リーグの球場の方が両翼スタンドまでの距離が比較的短い傾向にある。セ球団では東京ドーム、マツダスタジアム、ナゴヤドームが両翼100mを超えているのに対し、パ球団では西武ドーム、札幌ドーム、ヤフオクドーム、コボスタ宮城、京セラドーム大阪の5球場で両翼100mを超えている。広い球場に慣れたパ選手にとってはセ球場開催はスタンドインのチャンス増と言える。

次に「打たれた球場」について。やはり上記の結果通り、比較的狭いセ・リーグ球場(東京ドーム、横浜、神宮)が上位3位までを独占している。上位10位までを考えてみるとセ・パ各5球場ずつがランクインしているものの、6位甲子園以下のHR数は、上位4球場のそれから大幅減の数字となっており、いかに多くのHRが上位3つのセ・リーグ球場で飛び出しているかが見て取れる。

■高橋由、ロサリオらの起用も

さらに、この目玉企画を喜ばしく捉えるセ球団も多いはず。HR数1位の東京ドームを本拠地とする巨人は、正捕手・阿部慎之助が不振な上にケガがちという状況下で小林誠司を育てる意味合いや、普段はベンチに控える好打者・高橋由伸らのDH起用が考えられる。また、広島では高い打撃力を誇るロサリオ、DeNAでも守備に難のあるブランコらのDH起用が有力だ。各球団とも普段の公式戦と比較するとパワーアップした重量打線を組んでくることが予想されるだけに、セ球場では数多くの “打ち上げ花火”が見られるのではないだろうか。

(株)日刊編集センター

最終更新:2015/9/13(日) 4:56
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