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中国軍機が自衛隊機に異常接近、日中の防空識別圏が重なる空域で何が?

2014/5/26(月) 19:00配信

THE PAGE

東シナ海の公海上空で警戒監視業務を行っていた自衛隊機2機に、中国人民解放軍所属のSu-27(スホーイ27)型戦闘機が異常接近し、防衛省が外交ルートで中国に抗議したと報じられています。これはどういうことなのでしょうか?

中国が尖閣上空に「防空識別圏」ってどういう意味?

防空識別圏とは?

異常接近があった場所は、日本の防空識別圏が設定されている空域で、かつ昨年11月に中国が一方的に防空識別圏を宣言した重複空域とされています。

防空識別圏というのは、戦闘機が緊急発進(スクランブル)する際の判断基準となる空域のことです。中国政府は2013年11月に尖閣諸島上空を含む空域に、防空識別圏を設定したと一方的に発表していました。自衛隊機に接近した中国人民解放軍のSu-27は旧ソ連が開発した大型戦闘機で、ミサイルを装備した状態で2機編隊で行動し、そのうち1機が30~50mまで近づいたとしています。

この中国の行動は、東シナ海で行われている中国人民解放軍海軍とロシア海軍による合同演習「海上協力ー2014」が関係していると見られており、中国国防省は日本の抗議声明に対して「自衛隊機が演習海域に入って偵察活動を行い、合同演習を妨害した」と主張しています。この主張に対し防衛省は訓練空域への進入を否定。あくまで通常の警戒監視任務の一環だとしています。

異常接近を受けた自衛隊機

異常接近を受けた自衛隊機は海上自衛隊のOP-3Cと航空自衛隊の電子飛行測定隊に所属するYS-11EBです。OP-3Cは、哨戒機P-3Cを改造した画像情報偵察機で、上空から広域の画像撮影を行った上で海上の護衛艦などへ画像を転送することが出来る機体です。一方のYS-11EBは、国産ターボプロップ旅客機として有名なYS-11の自衛隊向け仕様のうちの一つで、レーダーや無線機などが発する電波を収集するため機体です。

中国機に対し400回以上の緊急発進

防衛省によると、近年、中国機による日本周辺空域の活動は急速に活発化していて、活動空域はさらに拡大、2013年度には400回以上の緊急発進をしています。

最終更新:2016/1/28(木) 4:01
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