ここから本文です

ザックが大久保を右MFで使った理由

2014/6/3(火) 18:31配信

THE PAGE

先制点を奪われながら、遠藤、香川、柿谷がゴールを奪って3-1の逆転勝利。ザックジャパンが、合宿中のアメリカの地で、本番直前の強化試合として、同じW杯出場国のコスタリカを相手に掴んだ白星の価値は小さくない。ただし、日本にとって調整試合であるように、コスタリカにとっても調整試合だ。「何人かの選手は100パーセントではなかった」と敵将も言うように、前半から飛ばしてきたコスタリカは、後半の半ば過ぎ、動きがピタリと止まった。5バックを敷いていたはずなのに、ウイングバックがへばって戻れないから、日本の攻撃陣5人に対し、3人で対応せざるを得ない場面もあった。

日本が5人の交代選手を送り出したのに対して(しかも、岡崎、柿谷、長友といった機動力に優れた選手たち)、彼らは本番を想定し、選手交代を3人だけにとどめている。そうした点を踏まえれば、後半の内容に関して、それほど参考にすることは出来ない。ただ、確かなのは、多くの選手たちのコンディションが上がってきたことと、いくつかの最終テストが有意義なものに終わったことだ。

「初めてだったから、実は不安しかなかった」。右サイドハーフとして試された大久保は、試合前の心境をそう明かした。5月21日から5日間行なわれた鹿児島合宿では、トップ下でプレー。27日のキプロス戦では後半途中から1トップとして起用され、アメリカ合宿では再びトップ下として練習に励んでいる。だが、コスタリカ戦で起用されたのは、4-2-3-1の3の右、つまり右サイドハーフのポジションだった。

「守備の仕方も分からないし、前の4つのポジションすべてできるけど、チーム(川崎フロンターレ)でも3回ぐらいしか(右では)やってなかったからね」。それでも及第点のプレーを見せられるのが、彼がW杯メンバーのラストピースとして呼ばれた理由だろう。フィニッシュまで持ち込んだ25分の場面をはじめ、何度もチャンスに絡んで見せた。その場面に代表されるように、ゴール前へ斜めに走り込んでフィニッシュするのは、普段、右サイドハーフとして起用されている岡崎との共通点だ。一方、ボールをキープして時間を作り、味方の攻め上がりを促せるのは大久保ならではの強み。右サイドでコンビを組んだ内田も「ボールを持てるし、取られない」と語る。コスタリカ戦の前半、日本は右サイドからチャンスを作る機会が多かった。

1/2ページ

最終更新:2015/3/24(火) 4:32
THE PAGE

スポーツナビ サッカー情報

海外サッカー 日本人選手出場試合