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ザックジャパンが最終戦で残した宿題

2014/6/7(土) 17:30配信

THE PAGE

ザンビア戦の前半、ザックジャパンのゲームにしては、珍しい光景が見られた。サイドで人数を掛けて相手のボールホルダーを囲い込んでいるのに、包囲網を簡単に突破され、サイドチェンジを敢行される。こうして手薄だった逆サイドを突かれ、何度もピンチを招いていたのだ。

・相手をサイドに誘い込み、数的優位を築いて奪い取る。
・ボールサイドに人数を掛けて、逆サイドに展開されないようにする。

これは、ザックジャパンの守備における基本中の基本。発足当初の合宿で最初にレクチャーされたのがこの守り方で、その後も集合されるたびに確認されている。もちろん、今回の一連のキャンプでも。サイドチェンジさせていないか、ボールサイドにしっかりプレスを掛けられているかは、守備が機能しているかどうかのバロメーターのひとつ。その点で言えば、ザンビア戦の前半は、ほとんど機能していなかったと言わざるを得ない。

今の日本代表は主導権を握り、しっかりとパスを繋いで相手を崩す攻撃的なスタイルを標榜している。だが、主導権を握るためには、相手からボールをしっかり奪い取り、マイボールにしてゲームを進めなければならない。
ザンビア戦では相手に左右に揺さぶられ、ボールの奪いどころも明確ではなかったのだから、日本らしい攻撃も繰り出せず、先制点を献上してしまったのも必然だった。

■ザッケローニ監督「ロジックを出せなかった」

ザッケローニ監督は「このチームにはこのチームなりのロジックがある。今夜に限っては、我々のロジックを出すことが出来なかった」と語ったが、出せなかったロジックのひとつが「サイドで奪い取るプレッシング」であると考えてもいいはずだ。プレスがハマらなかったのは、コンディションが100%の状態ではなく、プレスの強度が弱かったことが一因だろう。一方で、想像以上にザンビアが試合開始からエネルギッシュに仕掛けてきて、ボールキープが巧みだったことも挙げられる。

■岡崎「ハメられなかった」

「うまいこと繋がれて、ハメられなかった。取りに行ったときに外されて、それをサイドチェンジされてしまった」と振り返ったのは岡崎だ。右サイドハーフとして先発した岡崎は、奪ったあとのカウンターの精度にも課題を見ていた。「相手のCBがあれほどサイドチェンジしてくるのは、これまでなかった。こういうこともあるんだと。普段なら逆サイドにボールがあるとき、僕は高めの位置を取るんですけど、今日は引かなければならないシーンが多かった。そういう時間帯では集中して守らないといけなし、取ったあとはカウンターが狙えたので、それを良い形で攻撃に繋げていきたい」。

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最終更新:2015/6/22(月) 3:31
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