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旧宮内省ゆかりの洋館が、国登録有形文化財に /東京

2014/6/9(月) 15:36配信

THE PAGE

東京都杉並区の閑静な住宅街に建つ和洋折衷の建物「淵川家邸宅」(杉並区松庵)が、国登録有形文化財(建造物)になった。大正末期に建てられた宮家の洋館を1935年に移築したものとされ、歴史的価値が高いという。

杉並区によると、この建物は一般人の所有。現在の所有者の曾祖父・高祖父は旧宮内省にて舎人・内舎人(とねり・ うどねり)を務め、皇居のお堀に落ちた太政大臣三条実美を救った。このため、「淵川」という姓を賜ったとされる。そうした縁から、宮家の建物をいただき、移築したという。

淵川家邸宅は、和洋折衷の木造 2 階建て。入母屋造りの 2 階建ての和館もある。洋館には、 当時のままのステンドグラスが色彩を放ち、玄関部分には帝国ホテルなどでも使用されるスクラッチ(引っ掻き)模様のレンガタイルが使用されている。この建物の内部は一般公開されていないが、外観を眺めることはできる。

杉並区は、都心へのアクセスもよいため、関東大震災や東京大空襲以降、住宅都市として発展してきた。そのため、大正末期から昭和期にかけ、当時の建築技術の粋を集めた建築物が多数残されているという。

最終更新:2014/6/9(月) 15:36
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