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父が語るドログバの素顔 日本に勝たねばならない理由

2014/6/13(金) 9:32配信

THE PAGE

父は、それが誇らしい。「大人になったら、自分の将来は自分で決めなければなりません。サッカー選手としての成功は、ディディエを受け入れてくれた、ミシェルに負うところが大きいでしょう。コートジボワール、更にはアフリカ全土から支持を受けている息子を、誇りに思います。ディディエの試合は、いつも観ています。会場で見ることもありますが、ここ、コートジボワールの自宅で、TV観戦しています。フランスで育ち、フランスのメンタリティーを持ち、フランスの国籍も持つディディエですが、祖国の代表となることを選びました。その選択を、とても嬉しく思っています」。

■子供たちとの交流に涙したドログバ

ピッチの外でも、ドログバは祖国への惜しみない貢献活動を行っている。2012年、『ディディエ・ドログバ基金』を設立した。2009年3月、コートジボワール最大の都市アビジャンにあるフェリックス・ウフェボワニ競技場での代表戦キックオフ前に、19人が死亡、100人以上が負傷する惨事が起きる。その負傷者を見舞ったドログバは、祖国の惨状を目の当たりにする。

病院の貧弱な設備、悲惨な状況にある子供たち。フランスで育ったドログバにとって、その光景は衝撃的なものだった。心を痛めたドログバは、基金の設立を決意する。現在、『ディディエ・ドログバ基金』は、アビジャン郊外に病院を建設している。コートジボワールの他の都市にも病院を建設する予定であり、マラリアの撲滅運動にも参加している。恵まれない子供たちを招待してのチャリティーも開催した。クリスマスプレゼントどころか、人が誰かにものを贈るということすら知らない子どもたち。チャリティーに参加したある子どもは、こう述べた。「神様、コートジボワールにディディエ・ドログバという人を与えてくれて、ありがとう」。子供たちとの交流に、ドログバは涙した。

「成功を収めた人間は、得たものを社会に還元しなければなりません。また、引退後に何をするのか、考えなければなりません。ディディエは、基金を創設し、病院を作るなど、社会貢献活動をしています。既に、なすべき良きことを始めていると言えるでしょう」。

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最終更新:2016/2/6(土) 4:02
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