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<掛布雅之が語る>低迷する阪神 Bクラス脱出の方策

2014/7/1(火) 16:33配信

THE PAGE

阪神が5連敗で借金生活、Bクラスに転落した(7月1日、試合前時点)。気がつけば、巨人よりも、下のチームとのゲーム差の方が小さくなった。まだペナントレースは、半分以上残っているが、7月1日からのヤクルト、横浜DeNAという下位チームとの6連戦は重要な正念場となるだろう。この下位との“Bクラスシリーズ”で、負け越すようなことにでもなれば、少しずつ借金が膨らみ、Bクラスから抜け出すことが難しくなってしまう。そもそも、勝率5割でも、「借金3」として考えておかねばならないポジションなのだ。

では、今、阪神がすべきことは何か。勝ち星を計算しておきたい3本柱(メッセンジャー、能見、藤浪)のメッセンジャーと能見で勝てず、その能見は登録を抹消された。先発の整備は、もちろん必要事項だが、投手陣に安心感を与える意味でも得点力のアップに取り組みたい。

私は2014年の開幕前から準備してスタートした原点に立ち返る必要性を感じる。つまり、開幕の巨人戦でのスタメンだった1番・鳥谷、2番・大和、3番・西岡、4番・ゴメス、5番・マートンという打順だ。西岡が、開幕直後に大怪我で長期戦線離脱したことにより、頭を悩ました首脳陣は、その空いた二塁に上本を起用して、打順を1番・上本、2番・大和、3番・鳥谷、4番・ゴメス、5番・マートンとシャッフルした。上本は、見事に結果を出した。鳥谷も3番として機能はした。だが、3番の鳥谷には、一発という怖さはなく、どうしても“つなぎ”の3番の域を超えることができない。彼の出塁率の高さと、3割をキープしている安定感は、ゴメス、マートンへと打線をつなぐ大きな仕事を果たしたが、その出塁率の高さを生かすのは、むしろ1番である。

私は西岡の復帰に関しては、当初は無理をさせずベンチスタートすることを主張していた。だが、結果、「1番、三塁」で起用されることになり、復帰後の3試合では結果を出すことができていない。2番に入った上本は、6月29日の中日戦で、まさかの3失策。練習で、ヤクルト戦で骨折した場所にまたボールを当ててしまっていたらしく、その恐怖感が影響したのかもしれないが、1番から2番という慣れない打順に変わって、あれこれと考えたことが守りのリズムまで狂わせたのかもしれない。

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最終更新:2015/2/19(木) 4:48
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