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20歳の誕生日を2本塁打で祝った日本ハム・大谷の凄さとは

2014/7/6(日) 0:46配信

THE PAGE

大谷翔平は、やはり“持っている男”なのかもしれない。7月5日は、20歳の誕生日。ようやく成人を迎えた怪物は、試合前に報道カメラマンが用意した特大のケーキを前に、雑感写真用の撮影に応じて、少しだけケーキをほうばった。試合前のアップが始まる前には、トレーニングコーチに「今日は、翔平の20歳の誕生日です!」と紹介され、全員に拍手で祝福され、大谷も照れながら帽子をとって頭を深く下げた。

3番・DHでのスタメン出場。初回、一死二塁の先制チャンスで打席が回ってきた。敵地のQVCマリンのレフトスタンドからは、ファンのバースデー・ソング。大谷は、その音をハッキリと聞きながら「朝から、(その音楽が鳴っている間に)打っていいのかどうか聞いていたんですが、たまたまボールになったので」というようなことを考えていたという。

マウンドには、左腕の藤岡。ストレートがふたつ続いて、それが続けてボールになった。バースデーソングが終了したと同時に、大谷のバットが華麗な放物線を描く138キロの外角ストレートを逆らわず、ファイターズファンで埋まるレフトスタンドまで流し打ったのである。藤岡は「2-0の不利なカウントからストレートを狙い打たれた」という談話を回した。だが、試合後に大谷は、おそるべき告白をする。

「(狙っていた)球種違い。振り遅れたのが、いい形になった」。実は、藤岡がマウンドが感じ取った大谷の打者心理は間違っていた。ストレート、ストレートと続いた配球から、逆に変化球を狙っていたのが、ストレートに肉体が、自然に反応してバットが出て、それがホームランになったというのだ。カウントが追い込まれていれば、変化球狙いであっても、ストレートに反応にして、ファウルにすることはあるだろうが、まだファーストストライクの段階で、狙い球と、まったく逆の球種を反応だけで、オーバーフェンスに変えてしまうプロ2年目の打者など聞いたことがない。

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最終更新:2016/2/18(木) 4:21
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