ここから本文です

前半戦首位ターンの巨人 死角はあるか?

2014/7/21(月) 9:00配信

THE PAGE

プロ野球の前半戦はセ・リーグは巨人、パ・リーグはオリックスがそれぞれ首位で折り返した。セは、交流戦で優勝した巨人が貯金「14」で2位の阪神とのゲーム差を3.5差、広島とは5ゲーム差として、V3に向かって突っ走っている。

■首位ターンも投打で圧倒できていない

原監督は、総括において「よくこの数字で首位にいるなという気持ちはある。強いチームになることだけを考えて後半戦に入っていきたい」と語った。指揮官の言う、チームの数字をチェックすると、チーム防御率の3.79はトップだが、チーム得点は横浜DeNAのひとつ上にいるだけの5位。狭い東京ドームを本拠地にしているのにチーム本塁打数も3位で、原監督の言う通りに投打のすべてにおいて他球団を圧倒しているわけではない。

相手の投手や打者の調子によって変幻自在に変化していくオーダーは、前半戦だけで、なんと57通りのパターンを数えた。4番の村田や坂本をスタメンから外す非情采配もあり、村田へのエンドランなど打線を活性化させるために原監督は、驚くほど積極的に動いた。フロントも打線強化をテーマと考え、途中、キューバからセペダを獲得している。原監督の積極指揮を機を見た名采配ととるか、選手への信頼感のない明日なき采配と取るかは微妙ではあるが、阪神DCで評論家の掛布雅之氏は、「巨人のようなチームには、どしっと構えられるほうが怖い」という。

■掛布氏「巨人以外の5球団がカタチになっていない」

「ある意味、今季の巨人にはカタチがない。原監督がコメントでよく使う“威風堂々”“がっぷり四つ”という野球からは程遠いでしょう。原監督にすれば、勝利至上主義の方針の元若手を使いながら新しい巨人のカタチを模索しているのかもしれないが、こういう動きは、本来に戦力のないチームがすることで、巨人の場合は逆に作用する危険性もある。それでも、この位置にいるのは、他の5球団が巨人以上にカタチがないから、なんでしょうが」。

掛布氏らしい表現だが、中日、日本ハムなどでプレーした評論家の与田剛氏は、「レギュラーと控えの区別なくベンチ入りメンバー全員、もっと言えば、ファームも含めて70人全員で戦うんだというスタイルを原監督が打ち出しているのではないでしょうか。それだけ力の差のない選手が揃っているとも考えられます」という見方をしている。

■与田氏「先発陣に不安定さがある」

ただ与田氏は、巨人の死角は先発の不安定さだと指摘する。「大竹、セドンという新戦力を補強しましたが、先発には不安はありました。大竹も、ここぞのコントロールの甘さは広島時代から目立った投手。巨人のプレシャーもあるでしょう。特に、昨年160と1/3イニングを投げて13勝している内海の不振が大きく影響しています。先発の不安は、ブルペンの歪につながります。後半に向けて、内海、そして沢村の復調がカギとなるでしょう」。

1/2ページ

最終更新:2014/12/18(木) 4:28
THE PAGE

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9/24(日) 10:40