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「100円商店街」効果で空き店舗なし。京橋のにぎわい商店街が健在/大阪

2014/8/3(日) 10:11配信

THE PAGE

 各店舗とっておきの格安商品を店頭に並べる「100円商店街」が、大阪の商店街を彩る目玉イベントに定着する中、顧客動員力の高い「100円商店街」効果で、空き店舗と無縁の商店街がある。人が集まれば、商売の意欲も奮い立つ。にぎわいがにぎわいを呼ぶ好循環が生まれている。

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京橋「100円商店街」は大阪最多の18回目

 この商店街は隣接する新京橋商店街と京橋中央商店街。古くから大阪市内東部の繁華街として栄えてきたが、キタやミナミの大型商業施設などとの競争激化に伴い、新たな振興策が課題となってきた。

 「100円商店街」の初開催は2010年4月。完売店舗が相次ぐなど、消費者の支持を獲得した。以来、7月26日開催の「100円商店街」で、大阪最多の18回目を数えた。サザエのつぼ焼き、お好み焼き、新鮮野菜などが100円で販売され、買い物客の長い行列ができていた。

 合志利三・新京橋商店街理事長は「『100円商店街』のおかげで活気がよみがえり、通行人が増えたので空き店舗がありません。通行人をお得意先にできるかは、各店舗の工夫次第です」と話す。
今では100円商品に限定せず、店舗によっては500円、1000円の格安商品を用意するなど、連続開催で蓄積したノウハウを生かしている。

元気な商店街は子どもたちの安全通学路

 「100円商店街」効果は、年間を通じた商店街改革を加速させている。安藤利治・京橋中央商店街理事長は「青果商が農家へ直接出かけ、新鮮な野菜を格安で仕入れる努力が実って、消費者の人気を呼んでいる」と、各店舗の新たな挑戦を歓迎する。この日は一本10円のトウモロコシもお目見えし、買い物客の度肝を抜いていた。
 
 同商店街では「100円商店街」事業と並行して、コミュニティ施設「井戸端ステーション」を開設。次世代の商店主を育成するチャレンジショップ、高齢者の健康推進体操、子育て世代支援などの活動を連動させて展開してきた。土蔵康司・同副理事長は「にぎわいのある商店街は高齢者が安心して買い物を楽しめ、子どもたちには安全な通学路になります」と、地域と商店街の共存共生を強調する。

 買い物する際、大型店舗へ向かいがちだった子育て世代が、個人商店ご自慢の個性的商品や対面販売で得られる確かな商品情報を求めて、商店街を重視する傾向もみられるようになってきた。これからの「100円商店街」開催予定などの問い合わせは大阪商工会議所流通・サービス産業部流通担当(06・6944・6440)まで。
(文責 岡村雅之/関西ライター名鑑)

地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.70151188000002&lon=135.53482369&z=16

最終更新:2014/8/3(日) 10:11
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