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20失点大敗のヤクルト 小川監督「オレの責任」

2014/8/6(水) 0:45配信

THE PAGE

神宮のプレスルームに入ってきた球界のご意見番的評論家があきれていた。「勝負を捨てたらファンに失礼。なんで、この展開でピッチャーを打席に立たせるの?」。

ヤクルト、先発の八木は、その立ち上がりに二死をポンポンととったが、鳥谷のセンター後方への大飛球を比屋根がグラブに当てておきながら、まさかの落球。チェンジのはずが二塁打となって、ゴメスに四球を与えたところで、八木が顔をしかめて足を引きずった。左足に異常が発生して、わずか19球の緊急降板。あわててマウンドに送られた山中は、マートンにストライクが入らず満塁とされ、新井貴にグラウンドスラム。だが、2回裏に山中に打席が回ってくると、ベンチは、そのまま山中を打たせた。

それだけ投手台所が苦しいということなのだろうが、きわめつけは、4回一死一塁から前の回に4四球で5失点していた阿部を、またそのまま打席に立たせてバントをさせたこと。3-13と10点のビハインドでバントのサインなど、長らくプロ野球を取材しているが見たことがない。直後に神宮の一塁側スタンドをウロウロしてみたが、ヤクルトファンは意外に冷静。虎ファンのような「やめちまえ!」というような辛らつな野次は飛ばなかった。それでも6回一死一塁から併殺におあえつらむきのに平凡なサードゴロの転送を二塁の山田があせってポロっと落球したときは「おい、なにやってんだ!」と怒りの声。こういうミスは、草野球レベル、草野球以下などと、よく表現されるが、ヤクルトファンにチケット代を返さなければならないようなプロとして恥ずべき凡ミスの連続……そして、23安打を浴びた中継ぎ投手陣の崩壊。阪神の若手中継ぎ陣をつかまえて、ブルペンにオ・スンファンを引きずりだすほど、あわてさせたのだが、結局、11-20での大敗は、無気力なギブアップ采配に見えた。

試合後、小川監督は、淡々とふりかえった。「これじゃあ試合にならない。これがウチの中継ぎの現状だ。こんな大味な試合をやってたらダメ。ちょっと情けない。出るピッチャー出るピッチャーがあれでは……。力的に明らかに抑えられてない。野手が(守備のミスで)足を引っ張ったのもあるけど、それはそういう配置をしたオレの責任でもある。打つ方は最後まであきらめず得点する姿勢は見えた。でも、今日の中継ぎは…。ただ試合をこなしていくだけじゃ話にならない」。

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最終更新:2016/1/16(土) 3:45
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