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「お菓子」だけじゃない 多様化するオフィスの「置き食品」

2014/8/6(水) 12:00配信

THE PAGE

 オフィスで残業中、小腹が空いたけど外に行くのは面倒。こんな時、100円程度で気軽に据え置きのボックスから「置き菓子」などを購入できるのが無人販売サービスです。人気の先鞭をつけた「オフィスグリコ」では定番のお菓子のほか、最近ではアイスクリームなどの冷凍・冷蔵商品も充実させている一方、置き野菜や自動販売機コンビニなどもあり、サービスが多様化してきています。

■オフィスグリコ

 江崎グリコが展開する「オフィスグリコ」はB5サイズのスペースに約10種類のお菓子の入った三層式の専用ボックスを設置。カエルの形をした料金回収箱の入口に100円を入れると、好きなお菓子を取れる仕組みになっています。商品はビスコやフレンドベーカリーなどビスケットの定番商品が中心で、大都市圏のオフィスを中心に約12万台が設置されています。最近では1個150円のプレミアムボックスも登場しました。

 グリコではお菓子を食べる場所を調べた結果、家庭に次いで第2位がオフィスだったことに着目。無人の野菜販売所の料金回収率がかなり高いことにヒントをえて、1998年からオフィスでの置き菓子のテスト販売を始めました。最初はなかなか定着しませんでしたが、2005年ごろから人気が出始め、5万台を突破。年間約45億円の売上高を達成し、昨年には事業も黒字化に転じたといいます。最近ではボックスと合わせて小型冷蔵庫を併用するオフィスも増えており、設置台数は約1万7000台。ジャイアントコーンなどの人気アイスやヨーグルト、プリンなども置き食品として備えています。

 人気の秘訣は品揃え。ボックスの中のいろいろな商品を選ぶという楽しみを感じてもらうため、ボックス内がなるべく半分以下にならないよう、こまめに訪問し補充を続けているほか、ニーズに応じて他社商品も扱っています。また企業側は設置費用がかからないのも大きいようです。グリコでは「残業の多いIT企業やマスコミなどの利用が多く、同じオフィス内に2箱置くケースもある。最近は災害時の備蓄としての側面も注目されており、9月1日の防災の日が近くなると問い合わせが増えるといった傾向もあります」と話しています。

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最終更新:2016/2/23(火) 4:45
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