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<独占インタビュー>“番長”三浦大輔 2度の二軍降格からなぜ復活したか?

2014/8/25(月) 17:03配信

THE PAGE

40歳の右腕エースの存在感が際立っている。今シーズン、2度の2軍調整を余儀なくされた横浜DeNAの三浦大輔が、7月13日の1軍復帰以来、無傷の5連勝。21日の広島戦では、7回を5安打無失点に抑え、ハマスタのお立ち台で「ビールはおいしかったですか」と叫んだ。中畑監督が「ずば抜けた安定感」と絶大の信頼を置く三浦に、その復活の裏にある秘密と、投球術の極意、クライマックスシリーズにかける思いをTHE PAGEが独占インタビューした。


炎天下。取材の約束時間より1時間30分ほど早く横浜スタジアムを訪れると、三浦は外野のアンツーカーをたった一人で走っていた。関係者に聞くと、ハマスタのスタンドを利用したり、時には、球場の外にまで飛び出して、たっぷりと走りこんでいるという。走り終えると、リーゼントに固めていない頭を白いタオルで巻いて、時間をかけたストレッチ。求道者の40歳が、今なお最前線にいる理由の一端を見せられたような気がした。

開幕から3試合に先発したが、2連敗して2軍落ち、6月に再登録されたが、先発した交流戦で2試合勝てずにまた2軍へ。そして3度目の昇格となった7月13日のヤクルト戦、5回1失点で今季初勝利を記録すると5連勝。8月7日の巨人戦では完投勝利している。

――2度の2軍落ちから復活して5連勝。ご自分では、何がどう変わったと?
「まったく同じ(笑)。一緒なんだと思っています。調子の波はありますが、そんなに変わっていないんです。春先に打たれたといっても最初は広島戦で7回を1失点だったし、2つやられて落ちた後、上がってきた西武ドームの西武戦も6回を1失点。たまたま勝ちがつかなかっただけで、状態はそう変わっていないと僕は思っています」

――それでも5連勝。
「運がよかっただけ。たまたまついているんです。8月14日のナゴヤドーム(中日戦)で6回一死満塁のピンチで平田にライト線に打たれました。数センチの差でファウルになりましたが、あれが数センチ中に入っていたら、走者一掃の逆転打となって交代だったでしょう。プロ野球は、結果がすべての世界ですから、内容が、そう変わっていなくとも結果で判断されるんです」

――いや単なる運ではないでしょう。対戦相手からは、ストレートが速くなったのでは?という声も聞きます。
「いやいや、逆に遅いんじゃないですか?(笑)。140キロが出るか、出ないか。平均して136キロ、137キロですからね。僕は、昔からそんなもんなんです。スピードガンの数値が出ていなくとも、135、136キロでもボールにキレがあればゲームは作れます」

――2度の2軍生活の中で何か調整方法を変えたのかな?と想像していました。
「今回は何も変えていないんです。3、4年前には、2軍に落ちた際に、ダッシュ系のメニューを増やしたりトレーニング方法を色々と変えたことはあったのですが、今回は一緒。ただ、難しかったのは、登板間隔が10日あいたり、2週間あいたりとしたため、その調整方法は多少変えました。かといって、何か新しいものを取り入れて、練習内容を変えたわけではなく、いかに気持ちを切らさないかを意識しました。間隔があいたときは、試合だと想定してブルペンで多目に投げたり強弱をつけて調整していました」

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最終更新:2015/11/19(木) 3:34
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