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東京五輪を狙う天才中学生ボクサーが5連覇

2014/9/7(日) 19:13配信

THE PAGE

小、中学生を対象とした第7回U-15 ボクシング全国大会が7日、東京の後楽園ホールで行われ、中学生の部、50キロ級に出場した松本圭佑選手(14歳、横浜・岡村中3年)が、TKO勝利で大会5連覇を果たし、優秀選手賞に選ばれた。松本選手の父は、大橋ボクシングジムのチーフトレーナーを務める松本好二さん(44歳)。元日本、東洋太平洋王者の血を引くサラブレッドは、父の英才教育の元、その類まれなセンスを開花させている。高校進学後は、東京五輪出場を目指し、その後、プロ転向して、世界王者を狙うという大きな夢を抱いている。

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中学生の大会に一人“プロボクサー”が紛れ込んでいるようだった。身長は1m70を超えて手足が長い。まるでバネが仕込まれているようなステップワーク。ゴングと同時に右ストレートを浴びせ、対戦相手の竹見浩史郎の度肝を抜いた。リーチとスピードを活かし、遠い距離から左ジャブを軸にワンツーで組み立てていくが、相手が出てくると、そこに左フックのカウンターをガツンと合わせた。中学生で、ボディを絡めたコンビネーションブローを打てるボクサーはほとんどいないが、松本は、左ボディからスピード感に溢れたコンビネーションブローまで打った。

まさに天才肌のボクシングセンスである。2ラウンドには、上半身のダッキングで相手のパンチを外し右のフックを合わせるというプロでも試合で打つのは難しい驚愕のテクニックを披露した。U-15ボクシング全国大会は、全国4つの地区のブロックを勝ち抜いてきた選手によって争う大会で、1ラウンド1分30秒の3ラウンド戦。相手の竹見選手は、ひとつ年下だが優勝経験もある選手で、右のカウンターをその打ち終わりに狙ってきた。松本も、そのアグレッシブさに少し手こずって試合は最後の3ラウンドへと入った。

「出ていけ!」

親子セコンドがルールで禁じられているため、柵の向こう側から、父の好二さんが声を飛ばすと、鋭い左フックで一度目のダウン。ダウンと言っても小中学生の健康管理を考え、レフェリーがクリーンヒットに対して、ダウンの裁定を下すルールになっているもの。試合が再開されると、今度は、綺麗なワンツーから、もうひとつ右を被せるというアグレッシブな攻めで、2度目のダウンが宣告され、55秒、松本のTKO勝利となった。

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最終更新:2016/2/17(水) 4:18
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