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メイウェザー、手を噛まれたけど防衛成功

2014/9/14(日) 17:19配信

THE PAGE

ボクシングのWBA、WBC世界ウェルター級、WBC世界S・ウェルター級のタイトルマッチが13日、アメリカ・ラスベガスで行われ、無敗の統一王者のフロイド・メイウェザー(37歳、米国)が、マルコス・マイダナ(31歳、アルゼンチン)を3-0の判定で敗って王座防衛に成功した。

メイウェザーは47戦に無敗記録を伸ばした。僅差の判定決着となった5月のタイトル戦に続く因縁のダイレクトリマッチ。両者は試合前から激しい舌戦を繰り返してきたが、その憎悪が頂点に達したかのような悪夢の事件が8ラウンドに起きた。

メイウェザーが飛び上がるように左のブローを放った後に反撃を封じ込めようとクリンチを仕掛けて、左手でマイダナの頭を抱え込んだときに、なんとマイダナが、グローブの上からその手を噛んだようなのだ。レフェリーが両者にブレイクをかけると激高したメイウェザーは顔をしかめて左手を指差し「噛まれた」と猛アピール。レフェリーは、「言うことはわかるが、私は(噛んだ場面を)確認できていない」と答えたが、あまりに執拗なアピールが続くので、リングドクターをエプロンに呼びつけ噛まれたとされる左手をチェックした。場内は、騒然となり試合は中断。一瞬、立会人が試合を反則負けで収拾しようとリングインしかけたほどだった。


リングサイドには、元統一ヘビー級王者、マイク・タイソンの姿があった。1997年にタイソンがイベンダー・ホリフィールドとの再戦でクリンチの際に、耳を噛み千切って、反則負けとなる史上最悪の戦慄の事件があったが、その悪夢を思い出させた。
  

結局、マイダナ陣営に注意を与えただけで試合は再開され、メイウェザーは最後の最後まで軽快なフットワークで“ロープを背負わない”という戦術ペースを崩さなかった。それでも試合後には「何ラウンドか忘れたが、手を噛まれてから、ずっと左手がしびれてしまったんだ」と、噛まれた影響を訴えて不快感を示した。
 
場内の大画面に、その問題のシーンのVTRが映し出された後、リング上で「あなたは手を噛んだのですか?」と質問されたマイダナは、「人のことを犬のように言うな! マウスピースをしていてどうやって噛めるんだ」と完全否定。「奴が逆にグローブを目に擦り付けてきたんだ。グローブが(偶然)奴の口に入ったからどうだかわからない」とまくしたてた。

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最終更新:2015/5/20(水) 3:15
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